amazonから出版しました! 「英会話の教え方」「英会話の学び方」amazon

音楽を通じて英会話力アップ!ジャンル別フレーズ集②|Classical/Hip Hop/Blues


音楽は言語を超えた世界共通の言語とよく言われますが、音楽について英語で会話するとなると、ジャンルごとの専門用語や表現を知っておくと便利です。この記事では、クラシック、ヒップホップ、ブルースという3つの代表的な音楽ジャンルで使える英語表現をご紹介します。発音記号や例文、和訳も添えているので、実践的な会話にすぐに役立てることができます。音楽好きの方はもちろん、英会話の幅を広げたい学習者にもおすすめの内容です。

目次

1. クラシック音楽で使える英語表現

クラシック音楽は世界中で愛されている芸術性の高いジャンルです。オーケストラやピアノなどの演奏を通じて、形式美と芸術性を追求した音楽です。クラシック音楽について英語で会話するための基本表現を見ていきましょう。

基本表現と専門用語

  • classical music /ˈklæsɪkəl ˈmjuːzɪk/
    意味:クラシック音楽
    解説:オーケストラやピアノなど、形式美と芸術性が高い音楽。
    例文:Classical music is usually performed by an orchestra or a solo pianist.
    例文和訳:クラシック音楽は通常、オーケストラやピアニストによって演奏されます。
  • orchestra /ˈɔːrkɪstrə/
    意味:オーケストラ
    解説:多数の楽器で構成される大規模な合奏団。
    例文:The orchestra played beautifully.
    例文和訳:オーケストラは美しく演奏しました。
  • symphony /ˈsɪmfəni/
    意味:交響曲
    解説:複数の楽章から成る大規模な楽曲。
    例文:Beethoven’s Fifth Symphony is very famous.
    例文和訳:ベートーヴェンの交響曲第5番はとても有名です。
  • concerto /kənˈtʃɜːrtoʊ/
    意味:協奏曲
    解説:ソリストとオーケストラが共演する楽曲。
    例文:She performed a piano concerto.
    例文和訳:彼女はピアノ協奏曲を演奏しました。
  • composer /kəmˈpoʊzər/
    意味:作曲家
    解説:音楽を作る人。
    例文:Mozart is a famous composer.
    例文和訳:モーツァルトは有名な作曲家です。
  • conductor /kənˈdʌktər/
    意味:指揮者
    解説:オーケストラなどを指揮する人。
    例文:The conductor led the orchestra skillfully.
    例文和訳:指揮者はオーケストラを巧みに導きました。
  • movement /ˈmuːvmənt/
    意味:楽章
    解説:交響曲や組曲などの一部をなす独立した部分。
    例文:The first movement was very lively.
    例文和訳:第一楽章はとても活気がありました。
  • chamber music /ˈtʃeɪmbər ˈmjuːzɪk/
    意味:室内楽
    解説:少人数で演奏するクラシック音楽。
    例文:I enjoy listening to chamber music.
    例文和訳:私は室内楽を聴くのが好きです。
  • virtuoso /ˌvɜːrtʃuˈoʊsoʊ/
    意味:名演奏家
    解説:卓越した技術を持つ演奏家。
    例文:He is a violin virtuoso.
    例文和訳:彼はバイオリンの名演奏家です。
  • suite /swiːt/
    意味:組曲
    解説:複数の短い楽曲をまとめた作品。
    例文:The suite consists of five pieces.
    例文和訳:その組曲は5つの曲で構成されています。

2. ヒップホップ/ラップのための英会話フレーズ

ヒップホップは現代音楽の中でも人気の高いジャンルです。ラップ(韻を踏んだ語り)、ビート、ストリート文化が融合した独特の世界観を持っています。ヒップホップについて英語で話すときに使える表現を見てみましょう。

基本表現と専門用語

  • hip hop / rap /ˈhɪp hɒp/ /ræp/
    意味:ヒップホップ/ラップ
    解説:ラップ(韻を踏んだ語り)、ビート、ストリート文化が特徴。
    例文:Hip hop is all about rhythm, rhymes, and powerful lyrics.
    例文和訳:ヒップホップはリズム、韻、力強い歌詞がすべてです。
  • beat /biːt/
    意味:ビート
    解説:曲のリズムや拍。
    例文:The beat makes me want to dance.
    例文和訳:このビートを聴くと踊りたくなります。
  • rhyme /raɪm/
    意味:韻
    解説:ラップや詩で使われる、語尾を揃える技法。
    例文:His rhymes are clever and creative.
    例文和訳:彼のライムは巧妙で創造的です。
  • flow /floʊ/
    意味:フロー
    解説:ラップのリズム感や言葉の流れ。
    例文:Her flow is smooth and unique.
    例文和訳:彼女のフローは滑らかで独特です。
  • MC /ˌem ˈsiː/
    意味:ラッパー
    解説:ラップを担当する人。
    例文:The MC hyped up the crowd.
    例文和訳:MCが観客を盛り上げました。
  • DJ /ˌdiː ˈdʒeɪ/
    意味:DJ
    解説:音楽を選曲・再生する人。
    例文:The DJ played my favorite song.
    例文和訳:DJが私のお気に入りの曲をかけてくれました。
  • sampling /ˈsæmplɪŋ/
    意味:サンプリング
    解説:他の曲の一部を使う制作手法。
    例文:This track uses jazz samples.
    例文和訳:この曲はジャズのサンプルを使っています。
  • breakdance /ˈbreɪkdæns/
    意味:ブレイクダンス
    解説:ヒップホップ文化のダンススタイル。
    例文:He learned to breakdance from YouTube videos.
    例文和訳:彼はYouTube動画でブレイクダンスを学びました。
  • freestyle /ˈfriːstaɪl/
    意味:即興ラップ
    解説:即興でラップをすること。
    例文:She impressed everyone with her freestyle.
    例文和訳:彼女は即興ラップで皆を驚かせました。
  • turntable /ˈtɜːrnteɪbəl/
    意味:ターンテーブル
    解説:DJが使うレコードプレーヤー。
    例文:He scratched the record on the turntable.
    例文和訳:彼はターンテーブルでレコードをスクラッチしました。

3. ブルースを語るための英語表現

ブルースは哀愁を帯びたメロディと歌詞、特徴的な12小節構成が特徴の音楽です。多くの現代音楽のルーツとなったこのジャンルについて、英語でどのように表現するか見ていきましょう。

基本表現と専門用語

  • blues /bluːz/
    意味:ブルース
    解説:哀愁を帯びたメロディと歌詞、12小節構成が特徴の音楽。
    例文:Blues songs often have a soulful feeling.
    例文和訳:ブルースの曲はしばしば魂のこもった雰囲気があります。
  • 12-bar blues /ˌtwelv bɑːr ˈbluːz/
    意味:12小節のブルース進行
    解説:ブルースでよく使われるコード進行。
    例文:Many blues songs use the 12-bar blues structure.
    例文和訳:多くのブルース曲は12小節進行を使っています。
  • soulful /ˈsoʊlfəl/
    意味:魂のこもった
    解説:感情がこもっている様子。
    例文:Her singing is very soulful.
    例文和訳:彼女の歌声はとても魂がこもっています。
  • call and response /ˌkɔːl ənd rɪˈspɒns/
    意味:コール&レスポンス
    解説:掛け合いの歌唱・演奏法。
    例文:The band used call and response during the performance.
    例文和訳:バンドは演奏中にコール&レスポンスを取り入れました。

4. 音楽ジャンル全般で使えるおすすめフレーズ

どんな音楽ジャンルについて話すときにも使える汎用的なフレーズを紹介します。これらを覚えておけば、音楽について英語で会話する際にスムーズに自分の意見を伝えることができるでしょう。

会話で使えるフレーズ集

  • I’m really into [ジャンル]. /aɪm ˈriːəli ˈɪntuː/
    意味:~にハマっている
    解説:自分の好きなジャンルを伝える表現。
    例文:I’m really into jazz these days.
    和訳:最近はジャズにハマっています。
  • My favorite genre is [ジャンル]. /maɪ ˈfeɪvərɪt ˈʒɑːnrə ɪz/
    意味:一番好きなジャンルは~です
    解説:好きなジャンルを伝える定番表現。
    例文:My favorite genre is classical music.
    和訳:一番好きなジャンルはクラシック音楽です。
  • This song has a really catchy hook. /ðɪs sɔːŋ hæz ə ˈriːəli ˈkætʃi hʊk/
    意味:この曲はとても印象的なフックがある
    解説:曲の特徴を伝える表現。
  • The lyrics are so meaningful. /ðə ˈlɪrɪks ɑːr soʊ ˈmiːnɪŋfəl/
    意味:歌詞がとても意味深い
    解説:歌詞について感想を述べる表現。
  • The beat makes me want to dance. /ðə biːt meɪks miː wɒnt tuː dæns/
    意味:ビートが踊りたくなる
    解説:リズムの魅力を伝える表現。
  • I love the guitar solo in this track. /aɪ lʌv ðə ɡɪˈtɑːr ˈsoʊloʊ ɪn ðɪs træk/
    意味:この曲のギターソロが大好き
    解説:楽器パートについて語る表現。
  • The melody is beautiful and relaxing. /ðə ˈmelədi ɪz ˈbjuːtɪfəl ənd rɪˈlæksɪŋ/
    意味:メロディが美しくて癒される
    解説:メロディの印象を伝える表現。
  • This artist is a legend in [ジャンル]. /ðɪs ˈɑːrtɪst ɪz ə ˈledʒənd ɪn/
    意味:このアーティストは~ジャンルのレジェンド
    解説:アーティストの偉大さを伝える表現。
    例文:This artist is a legend in rock music.
    和訳:このアーティストはロック音楽のレジェンドです。

5. 実践会話例で学ぶ音楽英会話

実際の会話の中で、これらの表現がどのように使われるのかを見ていきましょう。以下の会話例を参考に、自分でも練習してみてください。

クラシック音楽についての会話例

A: Do you like classical music?
B: Yes, I do. I find it really relaxing, especially when I’m studying.
A: That’s true. Do you have a favorite composer?
B: I love Mozart and Beethoven. Their music is timeless.
A: Have you ever been to a classical concert?
B: Just once. The orchestra sounded amazing, and everyone dressed up so nicely.
A: I’d love to go someday. Maybe we can go together next time!

(和訳)
A:クラシック音楽は好き?
B:うん、好きだよ。特に勉強しているときにすごくリラックスできるんだ。
A:そうだよね。好きな作曲家はいる?
B:モーツァルトとベートーヴェンが好き。彼らの音楽は時代を超えてるよね。
A:クラシックコンサートに行ったことある?
B:一度だけあるよ。オーケストラの演奏は素晴らしかったし、みんなおしゃれしてた。
A:いつか行ってみたいな。今度一緒に行こうよ!

ヒップホップ/ラップについての会話例

A: Are you into hip hop or rap music?
B: Yeah, I listen to it a lot. I love the beats and the flow.
A: Who’s your favorite rapper?
B: I really like Kendrick Lamar. His lyrics are meaningful and powerful.
A: I agree. Rap music often talks about real life and social issues, right?
B: Exactly. And sometimes it’s just fun party music too.
A: Have you ever tried freestyling?
B: Only with friends for fun! It’s harder than it looks.

(和訳)
A:ヒップホップやラップって聴く?
B:うん、よく聴くよ。ビートとフローが好きなんだ。
A:好きなラッパーは誰?
B:ケンドリック・ラマーが好き。彼の歌詞は意味が深くて力強いんだ。
A:わかる。ラップって現実や社会問題について語ることが多いよね?
B:そうそう。でもパーティー向けの楽しい曲もあるよ。
A:フリースタイルやったことある?
B:友達とふざけてやったことはあるよ!見た目よりずっと難しいんだ。

ブルースについての会話例

A: Have you ever listened to blues music?
B: Yeah, I have. I love how soulful and emotional it is.
A: Me too. The guitar riffs in blues songs are amazing.
B: I agree. I also like the storytelling in the lyrics.
A: Do you have a favorite blues artist?
B: I really like B.B. King. His music is so powerful.
A: Same here. Listening to blues always lifts my mood, even if the songs are a bit sad.

(和訳)
A:ブルース音楽を聴いたことある?
B:うん、あるよ。魂がこもっていて感情的なところが好きなんだ。
A:僕も。ブルースのギターリフってすごいよね。
B:本当に。歌詞のストーリーテリングも好きだよ。
A:好きなブルースアーティストはいる?
B:B.B.キングが好き。彼の音楽は本当に力強いよ。
A:僕も同じ。ブルースを聴くと、曲が少し悲しくても元気が出るんだ。

まとめ

この記事では、クラシック、ヒップホップ、ブルースという3つの異なる音楽ジャンルで使える英語表現を紹介しました。発音記号や実際の例文、さらに会話例まで幅広くカバーしたので、英語で音楽について話す自信がついたのではないでしょうか。音楽は文化や国境を超えて人々をつなぐ素晴らしいツールです。これらの表現を使って、様々な国の人と音楽について語り合えば、英語学習の楽しさも倍増するでしょう。好きな音楽について話すことは、英語学習のモチベーション維持にも役立ちます。ぜひ学んだフレーズを実際の会話で使ってみてください!

記事で紹介した表現を使って、あなたの好きなアーティストや曲について英語で書いてみましょう。

英語・英会話の基礎を学びたい方はこちらから! 

英語が苦手なあなたへ。話すためのやさしい英文法
英会話の学び方 留学も海外生活もせずに日本で英語を学ぶ方法
英会話の教え方 英語教員・プロ講師向け
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次