アメリカの大学への留学を考えている皆さん、現地での学業生活をスムーズに送るために欠かせないのが、大学特有の英語表現の理解です。「freshman」や「sophomore」といった学年の呼び方から、「major」「minor」などの専攻に関する用語まで、日本とは異なる独特の表現が数多く存在します。
本記事では、アメリカの大学で頻繁に使われる重要な英語表現を、発音記号、詳しい解説、実用的な例文とともに包括的にご紹介します。これらの表現をマスターすることで、現地の学生や教授とのコミュニケーションがより円滑になり、充実した留学生活を送ることができるでしょう。
学年を表す基本表現

基本的な学年分類
アメリカの大学では、学年を以下の4つの用語で表現します:
freshman
発音記号: /ˈfrɛʃmən/
意味: 1年生(大学1年生)
解説: アメリカの大学や高校の1年生を指す基本的な表現です。「fresh」(新しい)という単語から来ており、まさに新入生を表します。
例文: “She is a freshman at Harvard University.”
和訳: 「彼女はハーバード大学の1年生です。」
sophomore
発音記号: /ˈsɑːfəmɔːr/
意味: 2年生(大学2年生)
解説: ギリシャ語の「sophos」(賢い)と「moros」(愚か)を組み合わせた言葉で、「知識があると思っている愚か者」という意味があります。大学2年生の特徴を表現した興味深い語源です。
例文: “He became a sophomore this fall.”
和訳: 「彼はこの秋から2年生になりました。」
junior
発音記号: /ˈdʒuːniər/
意味: 3年生(大学3年生)
解説: 「年下の、下級の」という意味の「junior」が使われますが、大学では3年生を指します。この時期に多くの学生が専門分野を深く学び始めます。
例文: “My brother is a junior majoring in biology.”
和訳: 「私の兄は生物学専攻の3年生です。」
senior
発音記号: /ˈsiːniər/
意味: 4年生(大学4年生)
解説: 「年上の、上級の」という意味で、大学の最終学年である4年生を指します。卒業準備や就職活動に忙しい時期です。
例文: “Seniors are preparing for graduation.”
和訳: 「4年生たちは卒業の準備をしています。」
学部生と大学院生の区分
undergraduate
発音記号: /ˌʌndərˈɡrædʒuət/
意味: 学部生
解説: 学士号取得前の大学生(freshman〜senior)を総称する言葉です。「under」(下)と「graduate」(卒業生)を組み合わせた表現です。
例文: “She is an undergraduate student at UCLA.”
和訳: 「彼女はUCLAの学部生です。」
graduate student
発音記号: /ˈɡrædʒuət ˈstuːdənt/
意味: 大学院生
解説: 学士号取得後、修士・博士課程で学ぶ学生を指します。研究に重点を置いた学習を行います。
例文: “He is a graduate student working on his master’s degree.”
和訳: 「彼は修士号取得中の大学院生です。」
学位・資格に関する表現

基本的な学位の種類
associate degree
発音記号: /əˈsoʊsiət dɪˈɡriː/
意味: 準学士号
解説: 2年制大学(コミュニティカレッジ)で取得する学位です。4年制大学への編入の足がかりとしても利用されます。
例文: “She completed her associate degree before transferring.”
和訳: 「彼女は編入前に準学士号を取得しました。」
bachelor’s degree
発音記号: /ˈbætʃələrz dɪˈɡriː/
意味: 学士号
解説: 4年制大学卒業時に取得する基本的な学位です。多くの職業で最低限必要とされる学歴です。
例文: “He earned a bachelor’s degree in engineering.”
和訳: 「彼は工学の学士号を取得しました。」
master’s degree
発音記号: /ˈmæstərz dɪˈɡriː/
意味: 修士号
解説: 学士号取得後、1〜2年の大学院課程で取得する学位です。専門性を深めるための学位として人気があります。
例文: “He is pursuing a master’s degree in public health.”
和訳: 「彼は公衆衛生の修士号取得を目指しています。」
doctoral degree / doctorate
発音記号: /ˈdɒktərəl dɪˈɡriː/ /ˈdɒktərət/
意味: 博士号
解説: 修士号取得後、さらに高度な研究を経て取得する最上位学位です。研究者や大学教員になるために必要です。
例文: “She received her doctorate in chemistry.”
和訳: 「彼女は化学の博士号を取得しました。」
専攻・副専攻の表現

基本的な専攻用語
major
発音記号: /ˈmeɪdʒər/
意味: 専攻(主専攻)
解説: 学生が主に学ぶ学問分野を指します。卒業に必要な単位の大部分を占める重要な選択です。
例文: “My major is computer science.”
和訳: 「私の専攻はコンピュータサイエンスです。」
minor
発音記号: /ˈmaɪnər/
意味: 副専攻
解説: 主専攻(major)に加えて学ぶ第二の専門分野です。就職時に幅広い知識をアピールできます。
例文: “She has a minor in economics.”
和訳: 「彼女は経済学を副専攻しています。」
double major
発音記号: /ˈdʌbl ˈmeɪdʒər/
意味: ダブルメジャー(2つの主専攻)
解説: 2つの分野を主専攻として履修・卒業することです。学習量は多くなりますが、より幅広い知識を身につけられます。
例文: “He is doing a double major in math and physics.”
和訳: 「彼は数学と物理のダブルメジャーです。」
interdisciplinary major
発音記号: /ˌɪntərˈdɪsəplɪˌnɛri ˈmeɪdʒər/
意味: 学際専攻
解説: 複数の学問分野を組み合わせた専攻です。現代社会の複雑な問題に対応するため人気が高まっています。
例文: “Environmental studies is an interdisciplinary major.”
和訳: 「環境学は学際専攻です。」
concentration
発音記号: /ˌkɒnsənˈtreɪʃən/
意味: 専攻分野内の専門領域
解説: メジャーの中でも特定分野に特化した履修を指します。より専門性を高めたい学生に人気です。
例文: “Her concentration is in molecular biology.”
和訳: 「彼女の専門分野は分子生物学です。」
科目・履修に関する表現
core course
発音記号: /kɔːr kɔːrs/
意味: 必修科目
解説: 専攻分野で必ず履修しなければならない科目です。その分野の基礎となる重要な内容が含まれます。
例文: “Statistics is a core course for psychology majors.”
和訳: 「統計学は心理学専攻の必修科目です。」
elective course
発音記号: /ɪˈlɛktɪv kɔːrs/
意味: 選択科目
解説: 学生が自由に選んで履修できる科目です。興味のある分野を探求したり、副専攻を構築したりするのに使われます。
例文: “You can choose elective courses outside your major.”
和訳: 「専攻以外の選択科目も履修できます。」
学期制度
semester / quarter / trimester
発音記号: /sɪˈmɛstər/ /ˈkwɔːrtər/ /traɪˈmɛstər/
意味: セメスター(2学期制)/クォーター(4学期制)/トライメスター(3学期制)
解説: アメリカの大学で使われる学期制度です。最も一般的なのはセメスター制(秋学期・春学期)です。
例文: “Our school uses the semester system.“
和訳: 「私たちの学校はセメスター制を採用しています。」
編入関連の表現

編入の基本用語
transfer student
発音記号: /ˈtrænsfɜːr ˈstuːdənt/
意味: 編入生
解説: 他大学・カレッジから移ってきた学生を指します。コミュニティカレッジから4年制大学への編入が一般的です。
例文: “She is a transfer student from a community college.”
和訳: 「彼女はコミュニティカレッジからの編入生です。」
transfer application
発音記号: /ˈtrænsfɜːr ˌæplɪˈkeɪʃən/
意味: 編入申請
解説: 他大学への編入を希望する際の申請手続きです。通常の入学申請とは異なる要件があります。
例文: “He submitted his transfer application last month.”
和訳: 「彼は先月、編入申請を提出しました。」
transfer credits
発音記号: /ˈtrænsfɜːr ˈkrɛdɪts/
意味: 単位の編入
解説: 以前在籍していた学校で取得した単位を新しい大学で認定してもらうことです。すべての単位が認められるとは限りません。
例文: “Not all transfer credits were accepted by the new university.”
和訳: 「すべての単位が新しい大学で認められたわけではありません。」
articulation agreement
発音記号: /ɑːrtɪˈkjʊleɪʃən əˈɡriːmənt/
意味: 単位互換協定
解説: 編入時の単位認定に関する大学間の協定です。これがあると編入がスムーズに進みます。
例文: “The college has an articulation agreement with several universities.”
和訳: 「そのカレッジは複数の大学と単位互換協定を結んでいます。」
transfer deadline
発音記号: /ˈtrænsfɜːr ˈdɛdlaɪn/
意味: 編入申請締切
解説: 編入申請書類の提出期限です。一般入学の締切とは異なることが多いので注意が必要です。
例文: “Make sure to meet the transfer deadline.”
和訳: 「編入申請の締切を守ってください。」
transfer advisor
発音記号: /ˈtrænsfɜːr ədˈvaɪzər/
意味: 編入アドバイザー
解説: 編入手続きをサポートするスタッフや教員です。編入を考えている学生にとって重要な存在です。
例文: “Talk to the transfer advisor for guidance.”
和訳: 「編入アドバイザーに相談して指導を受けましょう。」
専攻変更に関する表現

専攻変更の手続き
change major
発音記号: /tʃeɪndʒ ˈmeɪdʒər/
意味: 専攻を変更する
解説: 学生が主専攻を別の分野に切り替えることです。アメリカでは比較的一般的な選択肢です。
例文: “She decided to change her major from biology to psychology.”
和訳: 「彼女は専攻を生物学から心理学に変更することにしました。」
major advisor
発音記号: /ˈmeɪdʒər ədˈvaɪzər/
意味: 専攻アドバイザー
解説: 専攻の履修や変更について指導する教員です。学業計画を立てる際の重要なパートナーです。
例文: “Meet with your major advisor before changing your major.”
和訳: 「専攻を変更する前に専攻アドバイザーに相談しましょう。」
major declaration
発音記号: /ˈmeɪdʒər ˌdɛkləˈreɪʃən/
意味: 専攻登録
解説: 専攻の正式な登録や変更手続きです。通常2年生の終わりまでに行う必要があります。
例文: “You need to complete a major declaration form.”
和訳: 「専攻登録の書類を提出する必要があります。」
prerequisite courses
発音記号: /priːˈrɛkwəzɪt ˈkɔːrsɪz/
意味: 必修前提科目
解説: 新しい専攻の上級科目履修前に必要な基礎科目です。専攻変更時に確認が必要です。
例文: “Make sure you have completed all prerequisite courses before switching majors.”
和訳: 「専攻を変更する前に必修前提科目をすべて修了していることを確認しましょう。」
credit transfer
発音記号: /ˈkrɛdɪt ˈtrænsfɜːr/
意味: 単位移行
解説: 取得済み単位を新しい専攻の履修要件に充当することです。効率的な学習計画に重要です。
例文: “Some of your credits may not transfer to the new major.”
和訳: 「一部の単位は新しい専攻に移行できない場合があります。」
department approval
発音記号: /dɪˈpɑːrtmənt əˈpruːvəl/
意味: 学科の承認
解説: 専攻変更のために所属学科の許可を得ることです。人気の専攻では制限がある場合があります。
例文: “You need department approval to change your major.”
和訳: 「専攻を変更するには学科の承認が必要です。」
卒業関連の表現

卒業の手続きと式典
graduation ceremony
発音記号: /ˌɡrædʒuˈeɪʃən səˈrɛməni/
意味: 卒業式
解説: 学位授与のための正式な式典です。アメリカの卒業式は盛大で感動的なイベントとして知られています。
例文: “The graduation ceremony will be held in May.”
和訳: 「卒業式は5月に行われます。」
commencement
発音記号: /kəˈmɛnsmənt/
意味: 卒業式(別称)
解説: graduation ceremonyと同義ですが、「始まり」という意味を含み、新しい人生の出発点を表現します。
例文: “Commencement is a special day for all graduates.”
和訳: 「卒業式はすべての卒業生にとって特別な日です。」
diploma
発音記号: /dɪˈploʊmə/
意味: 卒業証書
解説: 学位取得を証明する公式文書です。就職や進学の際に重要な書類となります。
例文: “She received her diploma after the ceremony.”
和訳: 「彼女は式の後に卒業証書を受け取りました。」
apply for graduation
発音記号: /əˈplaɪ fɔːr ˌɡrædʒuˈeɪʃən/
意味: 卒業申請をする
解説: 卒業を正式に申請する手続きです。締切を守らないと卒業が遅れる可能性があります。
例文: “You need to apply for graduation by the deadline.”
和訳: 「締切までに卒業申請をする必要があります。」
degree audit
発音記号: /dɪˈɡriː ˈɔːdɪt/
意味: 学位審査
解説: 卒業要件を満たしているか記録を確認することです。卒業前に必ず行う必要があります。
例文: “Complete a degree audit before applying for graduation.”
和訳: 「卒業申請前に学位審査を完了しましょう。」
graduation requirements
発音記号: /ˌɡrædʒuˈeɪʃən rɪˈkwaɪərmənts/
意味: 卒業要件
解説: 卒業に必要な履修科目・単位・条件の総称です。入学時から確認し続ける必要があります。
例文: “Make sure you meet all graduation requirements.“
和訳: 「すべての卒業要件を満たしていることを確認しましょう。」
卒業式の伝統と栄誉
cap and gown
発音記号: /kæp ənd ɡaʊn/
意味: 卒業式の衣装
解説: 卒業式で着用する伝統的な衣装です。学位によって色やデザインが異なります。
例文: “Students wear cap and gown during the ceremony.”
和訳: 「学生は式典でキャップとガウンを着用します。」
honors degree
発音記号: /ˈɒnərz dɪˈɡriː/
意味: 優等学位
解説: 優秀な成績で卒業した場合に授与される学位です。就職や進学で大きなアドバンテージになります。
例文: “She graduated with an honors degree in economics.”
和訳: 「彼女は経済学で優等学位を取得して卒業しました。」
alumni
発音記号: /əˈlʌmnaɪ/
意味: 卒業生(複数形)
解説: 大学を卒業した人々を指します。卒業後もネットワークとして重要な存在です。
例文: “The university has a large alumni network.“
和訳: 「大学には大きな卒業生ネットワークがあります。」
transcript
発音記号: /ˈtrænskrɪpt/
意味: 成績証明書
解説: 卒業後にも取得できる学業成績の公式記録です。就職や進学の際に必要な重要書類です。
例文: “Request your transcript after graduation.”
和訳: 「卒業後に成績証明書を請求しましょう。」
動詞表現・フレーズ集

専攻・学習に関する動詞表現
declare a major
発音記号: /dɪˈkleər ə ˈmeɪdʒər/
意味: 専攻を決める・登録する
解説: 正式に自分の主専攻(major)を大学に申告することです。通常2年生の終わりまでに行います。
例文: “Students usually declare a major by the end of their sophomore year.”
和訳: 「学生は通常、2年生の終わりまでに専攻を決めます。」
change (one’s) major
発音記号: /tʃeɪndʒ wʌnz ˈmeɪdʒər/
意味: 専攻を変更する
解説: 既に登録した主専攻を別の分野に切り替えることです。アメリカでは一般的な選択肢として認識されています。
例文: “I decided to change my major from chemistry to psychology.”
和訳: 「私は専攻を化学から心理学に変更することにしました。」
pursue a minor
発音記号: /pərˈsuː ə ˈmaɪnər/
意味: 副専攻を履修する
解説: 主専攻に加えて副専攻(minor)を履修することです。就職時に幅広い知識をアピールできます。
例文: “She is majoring in economics and pursuing a minor in French.”
和訳: 「彼女は経済学を専攻し、フランス語を副専攻しています。」
enroll in a program
発音記号: /ɪnˈroʊl ɪn ə ˈproʊɡræm/
意味: プログラムに入学する/履修登録する
解説: 学年・学位課程・専攻などのプログラムに正式に登録することです。入学手続きの重要な部分です。
例文: “He enrolled in the bachelor’s degree program last fall.”
和訳: 「彼は昨年秋に学士課程に入学しました。」
編入・転学に関する表現
transfer to another university
発音記号: /ˈtrænsfɜːr tuː əˈnʌðər ˌjuːnɪˈvɜːrsəti/
意味: 他大学に編入する
解説: 在籍中の大学から別の大学へ移ることです。より良い教育機会を求めて行う場合が多いです。
例文: “She plans to transfer to another university next year.”
和訳: 「彼女は来年、他大学に編入する予定です。」
卒業に関する動詞表現
apply for graduation
発音記号: /əˈplaɪ fɔːr ˌɡrædʒuˈeɪʃən/
意味: 卒業申請をする
解説: 卒業のために必要な手続きを行うことです。締切を守ることが重要です。
例文: “Don’t forget to apply for graduation before the deadline.”
和訳: 「締切前に卒業申請をするのを忘れないでください。」
meet graduation requirements
発音記号: /miːt ˌɡrædʒuˈeɪʃən rɪˈkwaɪərmənts/
意味: 卒業要件を満たす
解説: 卒業に必要な単位・科目・条件をすべて達成することです。学生生活の最終目標です。
例文: “You must meet all graduation requirements to receive your diploma.”
和訳: 「卒業証書を受け取るにはすべての卒業要件を満たさなければなりません。」
earn a degree
発音記号: /ɜːrn ə dɪˈɡriː/
意味: 学位を取得する
解説: 必要な課程・単位を修了し、学位を得ることです。努力の成果を表す表現です。
例文: “He earned a master’s degree in engineering.”
和訳: 「彼は工学の修士号を取得しました。」
graduate with honors
発音記号: /ˈɡrædʒueɪt wɪð ˈɒnərz/
意味: 優等で卒業する
解説: 優れた成績で卒業することです。将来のキャリアに大きなメリットをもたらします。
例文: “She graduated with honors in biology.”
和訳: 「彼女は生物学で優等卒業しました。」
double major in A and B
発音記号: /ˈdʌbl ˈmeɪdʒər ɪn eɪ ənd biː/
意味: AとBのダブルメジャーを履修する
解説: 2つの分野を主専攻として同時に履修することです。学習量は多くなりますが、専門性が高まります。
例文: “He double majors in mathematics and computer science.”
和訳: 「彼は数学とコンピュータサイエンスのダブルメジャーです。」
complete a concentration
発音記号: /kəmˈpliːt ə ˌkɒnsənˈtreɪʃən/
意味: 専門分野を修了する
解説: 専攻内の特定分野の履修要件を満たすことです。より深い専門知識を身につけることができます。
例文: “She completed a concentration in neuroscience.”
和訳: 「彼女は神経科学の専門分野を修了しました。」
advance to graduate school
発音記号: /ədˈvæns tuː ˈɡrædʒuət skuːl/
意味: 大学院に進学する
解説: 学士課程修了後、修士・博士課程に進むことです。研究者や専門職を目指す学生の選択肢です。
例文: “After graduation, he plans to advance to graduate school.”
和訳: 「卒業後、彼は大学院に進学する予定です。」
実践的な会話例

キャンパスでの日常会話
以下は、実際にアメリカの大学で交わされる典型的な会話例です:
Emily: Hey, Jake! Are you still a junior this year?
Jake: Yeah, I’m a junior majoring in biology. How about you?
Emily: I’m a senior now, and I just applied for graduation last week. I hope to graduate with honors.
Jake: That’s awesome! Are you planning to go to graduate school after you earn your bachelor’s degree?
Emily: Yes, I want to become a graduate student in psychology. By the way, I heard you’re doing a double major?
Jake: Yeah, I decided to double major in biology and chemistry. I also have a minor in environmental studies.
Emily: Wow, that’s impressive. Did you always know what you wanted to study?
Jake: Not really. I actually started as a freshman in engineering, but I changed my major during my sophomore year.
Emily: That makes sense. My friend is a transfer student from a community college, and she just declared a major in business.
Jake: It’s great that we have so many options here. Are you doing a concentration in your major?
Emily: Yes, my concentration is in international business. I think it’ll help when I apply for jobs after graduation.
Jake: Definitely! Good luck with your graduation and future plans.
Emily: Thanks, Jake! Good luck with your double major and the rest of your junior year!
エミリー:やあジェイク!今年もまだジュニア(junior/3年生)の?
ジェイク:うん、今はジュニアで生物学を専攻(major)してるよ。エミリーは?
エミリー:私はもうシニア(senior/4年生)で、先週卒業申請(applied for graduation)を出したところ。優等で卒業(graduate with honors)できたらいいなと思ってる。
ジェイク:すごいね!学士号(bachelor’s degree)を取った後は大学院(graduate school)に進む予定?
エミリー:うん、大学院生(graduate student)として心理学を学びたいんだ。ところで、ダブルメジャー(double major)してるって聞いたよ?
ジェイク:そうだよ、生物学と化学のダブルメジャー(double major in biology and chemistry)にしたんだ。あと、環境学を副専攻(minor)にしてる。
エミリー:すごいね。最初から何を勉強したいか決まってたの?
ジェイク:いや、実はフレッシュマン(freshman/1年生)のときは工学部だったけど、ソフォモア(sophomore/2年生)のときに専攻を変更(changed my major)したんだ。
エミリー:そうなんだ。私の友達はコミュニティカレッジからの編入生(transfer student)で、この前ビジネスを専攻登録(declared a major)したばかり。
ジェイク:ここは本当にいろんな選択肢があるよね。エミリーは専攻内の専門分野(concentration)もやってるの?
エミリー:うん、私は国際ビジネスが専門分野(concentration)なんだ。卒業後の就職にも役立つと思って。
ジェイク:絶対役立つよ!卒業(graduation)と将来の計画、頑張ってね。
エミリー:ありがとう、ジェイク!ジェイクもダブルメジャー(double major)と残りのジュニア(junior)生活、頑張って!
Guide for New Students: Academic Years, Degrees, and Majors at U.S. Universitiesを読んでみましょう!

Guide for New Students: Academic Years, Degrees, and Majors at U.S. Universities
1. Academic Years
In the United States, undergraduate students are classified by year:
- Freshman: 1st year student
- Sophomore: 2nd year student
- Junior: 3rd year student
- Senior: 4th year (final-year) student
Example:
“I am a junior majoring in chemistry.”
2. Degrees
The main types of degrees in the U.S. are:
- Associate’s degree: 2-year degree, usually from a community college
- Bachelor’s degree: 4-year undergraduate degree
- Master’s degree: Graduate degree after a bachelor’s, usually 1–2 years
- Doctoral degree / PhD: The highest academic degree, after a master’s
Example:
“She earned a bachelor’s degree in economics.”
3. Majors and Minors
- Major: Your main field of study at university
“My major is psychology.” - Minor: A secondary field of study
“I have a minor in business.” - Double major: Completing two main fields of study
“He is doing a double major in math and computer science.” - Concentration: A specialized focus within your major
“Her concentration is in molecular biology.”
4. Other Useful Terms
- Undergraduate: A student studying for a bachelor’s degree
- Graduate student: A student in a master’s or doctoral program
- Transfer student: A student who moves from one college or university to another
- Declare a major: To officially choose your major
- Change major: To switch your main field of study
- Apply for graduation: To submit paperwork to graduate
- Graduate with honors: To graduate with excellent grades
Example:
“She decided to change her major from biology to English.”
5. Academic Terms (Semesters, Quarters, Trimesters)
- Semester: Most universities use a two-semester system (fall and spring).
- Quarter: Some use a four-term system.
- Trimester: Some use a three-term system.
Example:
“Our school uses the semester system.”
6. Tips for New Students
- You can often change your major if your interests change.
- Meet with your advisor regularly for academic planning.
- Make sure you meet all graduation requirements for your degree.
- If you have questions, ask your advisor or teaching assistant (TA).
Guide for New Students: Academic Years, Degrees, and Majors at U.S. Universities
1学年(Academic Years)
アメリカでは、学部生は学年によって以下のように分類されます:
- Freshman:1年生
- Sophomore:2年生
- Junior:3年生
- Senior:4年生(最終学年)
例文:
「私は化学専攻の3年生(junior)です。」
2. 学位(Degrees)
アメリカで取得できる主な学位:
- Associate’s degree:2年制大学(コミュニティカレッジ)で取得する準学士号
- Bachelor’s degree:4年制大学で取得する学士号
- Master’s degree:学士号取得後、さらに1~2年かけて取得する修士号
- Doctoral degree / PhD:修士号取得後に取得する最上位の学位(博士号)
例文:
「彼女は経済学の学士号(bachelor’s degree)を取得しました。」
3. 専攻と副専攻(Majors and Minors)
- Major:大学での主専攻分野
「私の専攻(major)は心理学です。」 - Minor:副専攻分野
「私はビジネスを副専攻(minor)しています。」 - Double major:2つの主専攻を履修すること
「彼は数学とコンピュータサイエンスのダブルメジャー(double major)です。」 - Concentration:専攻分野内の専門領域
「彼女の専門分野(concentration)は分子生物学です。」
4.その他の関連用語
- Undergraduate:学士号取得を目指す学部生
- Graduate student:修士・博士課程の大学院生
- Transfer student:他大学から編入してきた学生
- Declare a major:正式に専攻を決める
- Change major:専攻を変更する
- Apply for graduation:卒業申請をする
- Graduate with honors:優等で卒業する
例文:
「彼女は専攻を生物学から英語に変更(change her major)しました。」
5. 学期制度(Academic Terms)
- Semester:1年を2学期に分ける制度(秋学期・春学期)
- Quarter:1年を4学期に分ける制度
- Trimester:1年を3学期に分ける制度
例文:
「私たちの学校はセメスター制(semester system)です。」
6. 新入生へのアドバイス
- 興味が変わった場合は、専攻(major)を変更(change your major)することもできます。
- 学業計画のために定期的にアドバイザー(advisor)と面談しましょう。
- 学位取得に必要な卒業要件(graduation requirements)を必ず確認しましょう。
- 分からないことがあれば、アドバイザー(advisor)やティーチングアシスタント(TA)に相談しましょう。
まとめ

本記事では、アメリカの大学留学を控える皆さん、または既に留学中の方々が、現地の学業生活をよりスムーズに、そして豊かに送るために不可欠な大学特有の英語表現について、学年、学位、専攻を中心に詳しく解説しました。
「freshman」から「senior」といった学年の呼び方、基本的な「bachelor’s degree」から専門的な「doctoral degree」までの学位の種類、そして「major」や「minor」といった専攻に関する用語まで、それぞれの意味、発音、そして実用的な例文を通じてご紹介しました。さらに、履修や単位、編入、専攻変更、そして卒業に関わる多様な表現に加え、実際の会話で役立つ動詞表現や実践的な会話例も盛り込み、これらの英語がどのように使われるかを具体的にイメージできるようにしました。
これらの表現を理解し、使いこなすことは、アメリカの大学における学業面での成功はもちろんのこと、現地の学生や教授との円滑なコミュニケーションを築き、充実した留学生活を送るための鍵となります。慣れない環境での学習は時に困難を伴いますが、ここで紹介した表現をマスターすることで、不安を解消し、自信を持って大学生活に臨めるはずです。
このガイドが、皆さんのアメリカ大学留学が実り多いものとなるための一助となれば幸いです。学んだ表現を積極的に使い、現地の環境に溶け込み、素晴らしい経験をしてください。




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