amazonから出版しました! 「英会話の教え方」「英会話の学び方」amazon

【英語講師必見】中級レベルの英会話を効果的に教えるテクニック

アフィリエイト広告を利用しています

英会話レッスンで中級者を担当する際には、初級者とは異なるアプローチが求められます。中級者は基本的な英語力を持っているものの、すべてのスキルが中途半端な状態になりがちです。本記事では、中級レベルの英会話を効果的に教えるための具体的な方法を解説します。特に、レッスンの組み立て方、重要な指導ポイント、アクティビティごとの工夫について詳しく説明します。

目次

1. 中級レベルの特徴を理解する

1.1 中級者の言語レベル

中級者の語学力は、中学校3年〜高校1年レベルに相当します。代表的な文法項目として、

  • 現在完了形
  • 受動態
  • 不定詞・動名詞・分詞
  • 関係代名詞・関係副詞
  • 間接話法・仮定法

語彙面では、日常会話に必要な単語はある程度知っているものの、適切に使いこなせていないことが多いです。

1.2 中級者のコミュニケーションレベル

中級者の特徴は以下の通りです。

  • 相手の言っていることを「大まかに理解できる」
  • 英語の動画やドラマを「なんとなく楽しめる」
  • 外国人との会話を楽しめるが、流暢ではない
  • 短いセンテンスで答えることができる

このレベルの学習者は、細部にこだわるよりも、大まかに理解しながら会話を進める傾向があります。

2. 中級レベルを教える際の基本アプローチ

「漏らさず、全てをやりつくす!」

中級者が抱える主な課題は次の通りです。

  • 語彙力不足
  • 文法知識が不完全
  • リスニングが曖昧
  • 読解力が弱い
  • ライティングに自信がない
  • 難しい話題になると話せない

中級者を指導する際には、これらの課題を一つずつ克服できるよう、体系的なアプローチが求められます。

モチベーションに応じた指導

全員が「絶対に上達したい!」というわけではありません。そのため、生徒の目標に応じて、適切なレベルの課題を与えることが重要です。

3. アクティビティ別の指導ポイント

3.1 クラスルームイングリッシュ

初級レベルとは異なり、中級者にはより自然な英語を使用します。

  • 関係代名詞や間接話法を取り入れる
  • 語彙レベルを適宜調整する
  • 生徒の理解度を確認しながら進める

3.2 リスニング

中級者のリスニング力は過信せず、以下の方法で確認します。

  • リスニング後に要約を求める
  • 「Did you understand?」ではなく「Can you tell me what you heard?」と質問する
  • できるだけ具体的なComprehension questionsを使い、リスニングの内容を確認する

3.3 ドリル

中級レベルのドリルでは、普段使い慣れていない文型を重点的に練習します。

  1. 文の構造を理解させる(例:「If I had known his number, I would have called him yesterday.」)
  2. 意味を考えさせる練習をする(例:「I didn’t know his number, so I didn’t call him yesterday.」を仮定法に言い換える)

3.4 ダイアログ

  • すべてのセンテンスをリピートするのではなく、重要なフレーズをピックアップ
  • テキストを見ずにリピートさせる
  • 自然なスピードで練習させる

3.5 ディスカッション/スピーチ/プレゼンテーション

  1. ブレインストーム(トピックに関するアイデア出し)
  2. 必要な語彙の確認
  3. アウトライン作成(意見、理由、結論の流れを作る)
  4. ディスカッション(ペアワークやグループワークで議論)

4. レッスン外でのサポート方法と注意点

  • 日本語での補足説明を活用し、理解を深める
  • リーディングやライティングの学習方法をアドバイス
  • 語彙力強化を最優先し、適切な学習法を指導

5. まとめと次のステップ

中級レベルの英会話指導では、文法、語彙、リスニング、スピーキングなど、すべてのスキルをバランスよく強化する必要があります。

中級レベルの教え方を本格的に理解したい方はこちらへ

英会話の教え方 英語教員・プロ講師向け
英語が苦手なあなたへ。話すためのやさしい英文法
英会話の学び方 留学も海外生活もせずに日本で英語を学ぶ方法
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次