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【新シリーズ開講のお知らせ】文法を「物語」で身につける ― The Sato Family in Yokohama

「文法書を読めば理解できるし、問題集の選択問題なら正解できる。なのに、いざ実際の英文で見かけると頭が真っ白になってしまう……」

多くの英語学習者の方が、このような悩みを抱えています。でも、安心してください。これは決して、あなたの努力やセンスが足りないからではありません。

原因はとてもシンプル。「学んだ英文法に、そのあと何度も出会う機会がないから」です。

英語の知識は、一度理解しただけでは定着しません。日常的に英語を使う環境がない私たちが「考えなくても使える英語力」を身につけるには、同じ文法パターンに何度も出会い、少しずつ脳に馴染ませていくステップが不可欠です。そして、そのための最も現実的で効果的な方法が「多読」と「多聴」です。

そこで今回、楽しみながら自然に英文法を復習できる、新しいストーリー形式の学習コンテンツをご用意しました。

There is a new way to review the grammar you have already learned. There is also a new way to listen to easy English many times. This new way is a story. It is called “The Sato Family in Yokohama.”

当ブログでは、これまでにも語彙定着を目的とした音楽をテーマにしたストーリーや、MLBをテーマにしたストーリー「Ballpark Brotherhood」を公開してきました。

今回スタートする新シリーズは、「初級英文法ロードマップ(STEP1〜4 / Lesson 1〜20)」で学んだ中学英文法の基礎を、物語の中で繰り返し復習できるリーディング&リスニング教材です。「文法の基礎をもう一度おさらいしたい」という方は、ぜひ本編に進む前に、文法カテゴリからロードマップをチェックしてみてくださいね!

目次

舞台と設定:横浜のサトウ家

物語の舞台は横浜です。

The Sato family lives in Yokohama. Their house is near the station. It is a quiet neighborhood.

サトウ家は、駅の近くの静かな住宅街に住んでいます。この一文だけでも、be動詞(It is a quiet neighborhood)と前置詞(near the station)が自然に使われています。物語は、この家に住む5人の登場人物と、彼らを取り巻くコーチや同僚、大学教授、留学生との会話を通じて展開していきます。エッセイのように文法を説明するのではなく、海外ドラマの脚本(スクリプト)のような形式で、朝食のシーン、職場のミーティング、アイスリンクでの練習、大学のカフェテリア、夜のビデオ通話など、日常のさまざまな場面が描かれます。

登場人物紹介:キャストは、この5人です

TVドラマのキャスト紹介のように、まずは登場人物を紹介しましょう。

Kenji Sato(父)

 ケンジはビジネスパーソン。横浜駅の近くにある商社で働いており、よく出張に出かけます。そんなケンジは真面目な性格でしょうか?いいえ、違います。とてもおおらかな性格で、ジョーク(冗談)が大好き。朝食の時間には、いつも家族を笑わせてくれます。

Yoko Sato(母)

 ヨーコは大学教授で、英文学を教えています。彼女は厳しい人でしょうか?そういうわけではありませんが、真面目で几帳面な性格の持ち主です。日本の伝統や文化にもとても詳しく、ホームステイ中のエミリーに日本のことをよく教えてあげています。

Mai Sato(長女)

 マイは横浜にある外資系の食品会社で働いています。所属はスポーツ栄養部門で、彼女のチームはアスリート向けの健康食品やサプリメントを開発しています。彼女は料理ができるでしょうか?はい、得意です!大会の前には、いつも妹のリナの食事メニューをチェックしています。

Rina Sato(次女)

リナはスポーツ医学を学ぶ大学生。実はフィギュアスケートの日本代表選手でもあり、オリンピックにも出場しています。大きな大会の前には厳しい練習が何度も控えていますが、リナはいつでも準備万端です。

Emily Carter(ホームステイ中のアメリカ人大学生)

 ロサンゼルス出身のエミリーは、サトウ家にホームステイしながらリナと同じ大学に通っています。大のMLBファンで、お気に入りの選手はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。将来はスポーツジャーナリストになって、ドジャースを取材するのが夢です。

おおらかでジョーク好きな父、真面目で日本文化に詳しい母、妹思いの長女、オリンピック選手の次女、そして大谷翔平の大ファンで将来スポーツジャーナリストを目指すエミリー——この5人の個性がはっきりしているからこそ、同じ文法パターンに何度も出会っても、飽きずに読み進めることができます。

このシリーズで復習できる文法事項

このシリーズは、初級英文法ロードマップ STEP1〜STEP4(Lesson 1〜20)の内容を、物語の中で自然に繰り返し練習できるように作られています。主な文法事項と、物語で実際に使われる表現の一例を、以下の表にまとめました。

文法事項関連レッスン物語で出会う表現の例
be動詞(疑問文・答え方)Lesson 1Am I late? / Are you ready? / Yes, I am.
単数・複数、可算/不可算名詞Lesson 2, 4There is rice on the table. / There are some eggs.
can(疑問文・答え方)Lesson 5Can you watch me? / Of course, I can.
形容詞Lesson 9easygoing, serious, careful, busy, amazing, nervous
現在進行形Lesson 10Is Ohtani playing today? / Emily is talking with her family.
三人称単数Lesson 13She practices very hard every day. / He works for a trading company.
前置詞(場所・時間)Lesson 16, 17near the station / on Friday / at seven o’clock
疑問詞(what / where / when)Lesson 18Where do you get so much energy? / What time is your flight?
there is / there are(肯定・否定)Lesson 20There isn’t enough fish on your plate.

これらのパターンは、「朝食のシーン」「会社のミーティング」「アイスリンクでの練習」「大学のカフェテリア」「夜の家族の時間」など、場面を変えながら何度も繰り返し登場します。一度覚えた表現に、違う文脈で何度も出会うことこそが、このシリーズの一番の目的です。

Episode 1をちょっとだけ覗いてみましょう

最初のエピソードのタイトルは “A Busy Morning” です。朝7時、サトウ家のキッチンにはこんな会話が待っています。

“Good morning, my dear family!” Kenji says. “Am I late? Or am I just fashionably late?”
“Dad, you’re always joking,” Rina says, and she laughs.
“Rina, you need more protein. There isn’t enough fish on your plate,” Mai says.
“Oh! There is a baseball article here,” Emily says. “He can hit home runs, and he can pitch, too.”

この短い朝食シーンだけでも、be動詞の疑問文(Am I late?)、there is / there isn’t(否定文)、canの肯定文(can hit, can pitch)が、自然な会話の中に何度も登場しています。各シーンの後には、日本語で意味と例文を確認できる語彙表と、そのシーンで使われている文法表が付いていますので、知らない単語(competition, nutrition, protein, colleagueなど)があっても安心して読み進めることができます。

使い方:多読×多聴で「気づく」を積み重ねる

このシリーズを最大限に活用するために、次のようなステップをおすすめします。

まず、ブログで物語を読むことから始めましょう。わからない単語があっても止まらずに最後まで読み、そのあとで語彙表と文法表を確認します。声に出して読む(音読)ことで、口が英語のリズムに慣れていきます。

次に、YouTube動画で同じシーンを聞くことをおすすめします。動画は凝った作りではなく、静止画とナレーションによるシンプルな構成です。文字で読んだ内容を、今度は音で確認することで、多読と多聴の両方の効果を得ることができます。

最後に、同じシーンを繰り返し読む・聞くことです。2回目、3回目に読むときは、文法を「考える」のではなく、「あ、また出てきた」と気づくだけで十分です。この「気づき」を積み重ねることで、文法が自然に、考えなくても使えるレベルに近づいていきます。

このシリーズはこんな方におすすめです

中学英文法をひと通り学んだ方、もう一度やさしいレベルで総復習したい方、そしてbe動詞・三人称単数・現在進行形・前置詞・疑問詞・there is/there areなどを、生きた会話の中で強化したい方に、このシリーズはぴったりです。まだ文法の基礎に不安がある方は、学習者向けカテゴリ文法ロードマップから始めることをおすすめします。

登場人物紹介の語彙 (Vocabulary)

このストーリーには、日常会話の基本語彙以外に、キャラクターの仕事やスポーツに関連する少し難しい単語も出てきます。意味を確認してから読み進めましょう。

単語意味(日本語)例文
businessman会社員、実業家Kenji is a businessman.
trading company商社He works for a trading company.
business trip出張He often goes on business trips.
personality性格Kenji has a very easygoing personality.
literature文学Yoko teaches English literature.
tradition(s)伝統She knows a lot about Japanese traditions.
culture文化She knows a lot about Japanese culture.
nutrition department栄養(開発)部門Mai is in the sports nutrition department.
supplement(s)サプリメント、栄養補助食品Her team makes supplements for athletes.
athlete選手、アスリートHer team makes healthy food for athletes.
competition大会、試合Mai helps Rina stay strong for competitions.
sports medicineスポーツ医学Rina studies sports medicine.
figure skaterフィギュアスケート選手Rina is a figure skater.
national team代表チームShe is a member of the Japanese national team.
journalistジャーナリスト、記者Emily wants to be a sports journalist.
cover (動詞)取材する、担当するShe wants to cover the Dodgers.

人物紹介を英語で読んでみましょう!

それでは早速人物紹介を英語で読んでみましょう! 大体のイメージが掴めれば十分です!

Kenji Sato(父)

 Kenji is a businessman. He works for a trading company near Yokohama Station. He often goes on business trips. Is Kenji serious? No, he isn’t. He has a very easygoing personality, and he loves jokes(joke=冗談). He always makes his family laugh at breakfast.

Yoko Sato(母)

 Yoko is a university professor. She teaches English literature(英文学). Is she strict? Not exactly, but she has a serious and careful personality. She also knows a lot about Japanese traditions and culture, and she often teaches Emily about Japan.

Mai Sato(長女)

 Mai works for a foreign food company in Yokohama. She is in the sports nutrition department(栄養部門). Her team makes healthy food and supplements(サプリメント)for athletes. Can she cook? Yes, she can, and she always checks her younger sister Rina’s diet before every competition.

Rina Sato(次女)

Rina is a university student. She studies sports medicine(スポーツ医学). She is also a figure skater on the Japanese national team, and she competes in the Olympics. There are many hard practices before a big competition, but Rina is always ready.

Emily Carter(ホームステイ中のアメリカ人大学生)

 Emily is from Los Angeles. She is a homestay student at the Sato house, and she goes to the same university as Rina. She is a huge fan of MLB, and Shohei Ohtani is her favorite player. In the future, she wants to be a sports journalist(スポーツジャーナリスト)and cover the Los Angeles Dodgers.

まとめ・次回予告

学んだ文法や単語に、物語の中で、場面を変えながら、何度も何度も出会う。そのために、このシリーズ “The Sato Family in Yokohama” はあります。おおらかな父、真面目な母、妹思いの長女、オリンピック選手の次女、そして野球好きのホームステイ学生エミリー——彼らの日常を通じて、あなたはすでに学んだ文法パターンに自然に再会することになります。

次回の記事では、いよいよ Episode 1: A Busy Morning の本文を公開します。あわせて、シーンごとの無料YouTube動画も順番に公開していきますので、ぜひブログとYouTubeチャンネルの両方をチェックしてください。物語は、この後 Episode 2: Rina’s Competition in Canada へと続いていきます。横浜のサトウ家の忙しくも笑いの多い一日を、ぜひ一緒に楽しみながら、英語の基礎を盤石にしていきましょう。

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