英語を使って「~ができる」と表現する場面は多くあります。例えば、「私は英語を話せます」や「彼女は料理ができます」など。このとき使うのが、助動詞の can です。
助動詞 can は非常にシンプルで便利な表現で、初心者から上級者まで幅広く使われます。本記事では、can の基本的な使い方から、否定文、疑問文の作り方、さらには練習問題までを詳しく解説します。これを読めば、日常会話で自信を持って can を使えるようになります!
(初心者向けなので意図的に簡略化しています。)
1. 助動詞 can の基本ルール
助動詞 can は、「~できる」という意味を加える役割を持ち、動詞を補足します。
ポイント:
- can の後ろには、必ず 動詞の原形 を使います。
- 主語が何であっても、can の形は変わりません。
例:
- I can swim.(私は泳ぐことができます。)
- She can play the piano.(彼女はピアノを弾けます。)
- They can drive a car.(彼らは車を運転できます。)
can の後ろに来る動詞は「swim」「play」「drive」といった原形のままです。このルールはすべての主語に当てはまるため、覚えやすいですね!
2. can を使った肯定文の作り方
肯定文の構造は非常にシンプルです。以下の形を覚えましょう:
- 主語 + can + 動詞の原形
例文:
- My mother can speak English well.(私の母は英語を上手に話せます。)
- Tom can run fast.(トムは早く走れます。)
- We can go home now.(私たちは今家に帰ることができます。)
can を使うことで、行動や能力について簡単に表現できます。
3. 否定文で「~できない」を表現する方法
否定文を作る場合、can の後ろに not を付けます。この形は「~できない」を意味します。
また、cannot は短縮形で can’t と書くこともできます。日常会話では can’t を使うことが一般的です。
例文:
- I cannot swim.(私は泳ぐことができません。)
- She can’t speak French.(彼女はフランス語を話せません。)
- They can’t buy a house.(彼らは家を買うことができません。)
ポイント:
- cannot と can’t はどちらも同じ意味です。短縮形の方がカジュアルな印象を与えます。
4. 疑問文で「~できますか?」を聞く方法
疑問文を作る場合、can を文の先頭に置きます。構造は次の通りです:
- Can + 主語 + 動詞の原形?
例文:
- Can you speak English?(あなたは英語を話せますか?)
- Can Tom run fast?(トムは早く走れますか?)
- Can we go home now?(私たちは今家に帰れますか?)
この形を覚えれば、簡単に質問ができます。答えは通常、Yes, I can.(はい、できます。)または No, I can’t.(いいえ、できません。)と答えます。
5. 実践的な練習問題
練習問題1
次の日本語を英語に訳してください。肯定文を作りましょう。
- 私の母は英語を上手に話す。(speak〇〇well)
- トムは早く走れる。(run fast)
- 彼らは家を買うことができる。(buy a house)
解答
- My mother can speak English well.
解説: 主語「My mother」の後に「can」、そして動詞の原形「speak」を続けます。 - Tom can run fast.
解説:主語「Tom」の後に「can」を置き、動詞「run」をそのまま使います。 - They can buy a house.
解説:主語「They」の後に「can」、動詞「buy」を使います。
練習問題2
次の日本語を英語に訳してください。否定文と疑問文を作りましょう。
- 彼女はフランス語を話せません。(speak French)
- 私たちは今家に帰れません。(go home now)
- あなたの弟は英語を話せますか?(speak English)
- トムは早く走れますか?(run fast)
解答
- She can’t speak French.
解説: 否定形は「can’t」を使い、その後に動詞の原形「speak」を置きます。 - We can’t go home now.
解説:主語「We」の後に「can’t」を置き、動詞「go」をそのまま使います。「now」は文末に置きます。 - Can your brother speak English?
解説:疑問文では「Can」を文頭に置きます。その後は肯定文と同じ語順です。 - Can Tom run fast?
解説: 同様に、「Can」を文頭に置き、主語「Tom」の後に動詞「run」を続けます。
少しずつ練習を重ねることで、自然に使えるようになります!
まとめ
can は英語の中でも特に便利な助動詞で、能力や可能性を簡単に表現できます。以下のポイントを押さえておきましょう:
- Can + 動詞の原形 → 肯定文
- Can’t を使って「~できない」を表現
- Can を文頭に置いて疑問文を作る
練習を重ねることで、can を自然に使えるようになり、英会話に自信が持てるようになります。
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