英会話の中で、自分の知りたいことを効果的に尋ねるためには、「Who」「How」「Why」といった疑問詞の使い方をマスターすることが不可欠です。本記事では、それぞれの疑問詞の基本的な使い方を解説し、練習問題を通じて実践力を養います。さらに、応用編として頻度や理由を問う表現も学び、質問力を大幅に向上させましょう!
(初心者向けなので意図的に簡略化しています。)
1. 疑問詞「Who」の使い方
「Who」は「誰?」という意味を持つ疑問詞で、主語や目的語を尋ねる際に使います。
BE動詞の場合
まず基本的なパターンです。
He is Dean. この”Dean”の部分を聞きたいのです。
Is he Dean? BE動詞の疑問文の形にします。
Who is he? ”Dean”を”Who”に置き換え、文頭に持ってきます。
主語の部分を尋ねる、次のようなパターンもあります。
Kevin is angry. この”Kevin”の部分を聞きたいのです。
Who is angry? ”Kevin”を”Who”に置き換えます。
このように、主語の部分を聞きたい時は、主語をそのまま”Who”に置き換えます。
一般動詞を使った疑問文
次は一般動詞を使った疑問文の作り方です。BE動詞以外の動詞を使う場合は、まず疑問文にするためにDoまたはDoesを文頭に持ってきます。そのあとに聞きたい部分を「Who」に置き換えます。。
I meet Anne. “Anne”の部分を聞きたいのです。
Do you meet Anne? 疑問文の形にします。
Who do you meet? “Anne”を”who”に変え、文頭におきます。
BE動詞同様に、主語の部分を尋ねる、次のようなパターンもあります。
Kevin plays the piano. この”Kevin”の部分を聞きたいのです。
Who plays the piano? ”Kevin”を”Who”に置き換えます。。
このように、主語の部分を聞きたい時は、主語をそのまま”Who”に置き換えます。
2. 疑問詞「How」の使い方
「How」は「どのように?」や「どれくらい?」を尋ねる疑問詞です。状況や方法を問うときに使います。
BE動詞の場合
まず基本的なパターンです。
You are fine. この”fine”の部分を聞きたいのです。
Are you fine? BE動詞の疑問文の形にします。
How are you? “fine”を”How”に置き換え、文頭に持ってきます。
一般動詞を使った疑問文
次は一般動詞を使った疑問文の作り方です。BE動詞以外の動詞を使う場合は、まず疑問文にするためにDoまたはDoesを文頭に持ってきます。そのあとに聞きたい部分を「How」に置き換えます。。
I go to school by bus. “by bus” の部分、「どのように」を聞きたいのです。
Do you go to school by bus? 疑問文の形にします。
How do you go to school? “by bus” を”How”に変え、文頭におきます。
3. 疑問詞「Why」の使い方
「Why」は「なぜ?」を意味し、理由を尋ねる際に使います。
BE動詞の場合
まず基本的なパターンです。文全体の理由を問うので、Whyを文頭に追加するイメージです。
He is angry. 何故”He is angry”なのか、その理由を聞きたいのです。
Is he angry? BE動詞の疑問文の形にします。
Why is he angry? “Why”を、文頭に付け加えます。
一般動詞を使った疑問文
次は一般動詞を使った疑問文の作り方です。BE動詞以外の動詞を使う場合は、まず疑問文にするためにDoまたはDoesを文頭に持ってきます。そのあとに聞きたい部分を「How」に置き換えます。。
I like coffee. 何故、“I like coffee.” なのか、その理由を聞きたいのです。
Do you like coffee? 疑問文の形にします。
Why do you like coffee? ”Why”を文頭におきます。
4. 疑問詞を使った文法の応用
それでは、ちょっと応用編を練習してみましょう。
1. Whatの応用編
Whatの後に名詞を持ってきて、「何の/どの」と言う意味になります。
What color do you like? (どの色が好きですか?)
What sport do you like? (どのスポーツが好きですか?)
What kind of とすると、「どの種類の」と言う意味になります。
What kind of music do you like? (どの種類の音楽が好きですか?)
What kind of food do you like? (どんな種類の食べ物が好きですか?)
2. Howの応用編
Howは「どのように」と言う意味で、手段などを聞く場合に使えます。
How do you go to school?
Howには「どのくらい」と言う意味もあります。一番わかりやすいのは次の例だと思います。
How much is it? (いくらですか?)
これは聞いたことありますよね? How much で「どのくらい高く」と言う意味になります。
How far is it? (距離はどのくらいですか?)
直訳だと、How farで「どのくらい遠く」と言う意味ですね。
How many の後に名詞を持ってくると数を聞くことができます。名詞は複数形にします。
How many books do you read?
4. 実践的な練習問題
練習問題 1
下線部を訪ねる疑問文に変えてください。
- His favorite actor is Tom Cruise.
- My mother is fine.
- I am tired.(理由を尋ねる)
- Wendy is angry.
- Wendy is angry.(理由を尋ねる)
解答
- Who is his favorite actor?
→ 「Tom Cruise」を尋ねています。「Who」を主語として使います。 - How is your mother?
→ 「調子」を問う場合は「How」を使用します。 - Why are you tired?
→ 疲れている理由を尋ねるため、「Why」を文頭に置きます。 - Who is angry?
→ 怒っている人物を尋ねています。「Who」を主語として使用します。 - Why is Wendy angry?
→ Wendyが怒っている理由を尋ねます。「Why」を文頭に追加します。
練習問題 2
次の日本語を英語に訳してください。
- 学校へはどのように行きますか?
- なぜコーヒーが好きなのですか?
- どのくらいの頻度で散歩に行きますか?
- どうして彼女は教師になりたいのですか?
- あなたの好きな俳優は誰ですか?
解答
- How do you go to school?
→ 「How」を用いて「どのように」を尋ねます。 - Why do you like coffee?
→ 「Why」を使って理由を問います。 - How often do you go for a walk?
→ 頻度を問う場合、「How often」を使います。 - Why does she want to be a teacher?
→ 「does」を用いて三人称単数の疑問文を作ります。 - Who is your favorite actor?
→ 主語を尋ねるので「Who」を使います。
まとめ
「Who」「How」「Why」といった疑問詞をマスターすることで、より豊かな質問ができるようになります。本記事で紹介した基本ルールと練習問題を繰り返し解くことで、自信を持って英語の質問ができるようになるでしょう!
本シリーズは、現在発売中の著書『英語が苦手なあなたへ。話すための英文法』を基に構成されています。本に興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。