英語学習でつまずきがちなポイントの一つに、「数えられる名詞(countable nouns)」と「数えられない名詞(uncountable nouns)」の区別があります。日本語にはこの概念がないため、「water」や「rice」がなぜ数えられないのか疑問に感じる方も多いでしょう。
この記事では、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」の基本ルールと例を詳しく解説します。また、練習問題を通じて実践的に学べる内容を提供します。この記事を読めば、英語の名詞をより自然に使えるようになること間違いなしです!
(初心者向けなので意図的に簡略化しています。)
1. 数えられる名詞とは?
「数えられる名詞」は、1つ2つと数えられる具体的な物や概念を指します。通常、「a/an」をつけたり、複数形にすることで数を表現できます。
例:
- apple → an apple, two apples
- desk → a desk, five desks
- car → a car, many cars
これらの名詞は、単数形では「a」や「an」を使い、複数形では語尾に「-s」または「-es」を付けます。
2. 数えられない名詞の4つのグループ
「数えられない名詞」は1つ2つと数えることができないものを指します。これらは以下の4つのグループに分類できます。
- 1. 液体
-
水やジュースのような液体は、手に持って数えることができません。
例:- Water(水)
- Juice(ジュース)
- Coffee(コーヒー)
- Milk(牛乳)
「液体はすべて数えられない名詞」と覚えておけば問題ありません。
- 2. 小さすぎて数えにくいもの
-
小さい粒や粉状のものは、一つずつ数えるのが難しいため、「数えられない名詞」として扱います。
例:- Rice(米)
- Flour(小麦粉)
- Sand(砂)
- 3. 形が曖昧なものや切り分けるもの
-
形が曖昧でそのまま数えるのが難しいもの、または大きくて切り分ける必要があるものも「数えられない名詞」に含まれます。
例:- Bread(パン)
- Pizza(ピザ)
- Meat(肉)
- 4. 抽象的な概念
-
愛や友情などの形のない概念は、手で数えることができないため、数えられない名詞です。
例:- Love(愛)
- Friendship(友情)
- Information(情報)
3. 実践的な練習問題
練習問題1
次の名詞について、数えられる名詞には「a/an」をつけ、数えられない名詞には何もつけずに答えてみてください。
- banana
- meat
- apple
- rice
- love
解答
- a banana
解説:「banana」は具体的に1本2本と数えられるため、数えられる名詞です。 - meat
解説:「meat」は切り分けて食べるものなので、数えられない名詞です。 - an apple
解説:「apple」は1個2個と数えられるため、数えられる名詞です。 - rice
解説:「rice」は小さい粒状のものなので、数えられない名詞です。 - love
解説:「love」は抽象的な概念で、数えられない名詞です。
少しずつ練習を重ねることで、自然に使えるようになります!
4. 数えられる/数えられない名詞の特別なルール
「数えられない名詞」でも、特定の単位や容器を使うことで数えられるようになります。
例:
- A glass of water(水1杯)
- Two pieces of bread(パン2切れ)
- Three cups of coffee(コーヒー3杯)
このように、数えられる名詞として扱う場合は「容器」や「単位」を付け加えます。
まとめ
正確な使い方をマスターするためのヒント
- 「形があるかないか」を意識すると、数えられる/数えられない名詞を区別しやすくなります。
- 辞書を活用し、不明な名詞の特性を確認する習慣をつけましょう。
「数えられる名詞」と「数えられない名詞」の区別を理解することは、正確な英語を話すための重要なステップです。これらのルールを意識しながら、日常会話や英作文に役立ててください!
練習を重ねることで自然に身につくようになります。
本シリーズは、現在発売中の著書『英語が苦手なあなたへ。話すための英文法』を基に構成されています。本に興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。