英文法最大の謎!なぜ enjoy は V-ing で want は to V なのか? 動名詞の「経験・事実」を掴む
英語学習者の皆さん、こんな経験はありませんか?
- 動詞の後に to V をつけるか、V-ing をつけるか、毎回勘で選んでいる。
- remember to と remember -ing の違いが、単なる暗記で終わっている。
- 自分の意図を正確に伝えるための文法的な自信がない。
もしあなたが、英文法の核心である動名詞(V-ing)と不定詞(to V)の使い分けでつまづいているなら、本記事がその悩みを完全に解消します。
前章で「未来志向」を持つ不定詞の概念を学んだように、動名詞のコアは「経験済み・事実」です。この視点を導入すれば、enjoy(楽しむ)のように「既に経験した行為」に関する動詞が V-ing を取る理由が、論理的に腑に落ちます。
本記事では、動名詞の根本原理から、「want to 族」と「enjoy -ing 族」の動詞の分類、さらに多くの学習者が混乱するremember、try、stopの使い分けまでを徹底解説します。単なるルールの暗記から卒業し、英語話者の心理的なスタンスで動詞の語法を理解し、一歩先の文法力を手に入れましょう。
1 動名詞のコア:過去・経験・一般行為(habitual)

動名詞とは何か
動名詞(gerund)は、動詞に -ing をつけた形で、名詞として機能する表現です。不定詞と同じく、文の中では名詞的な役割を果たしますが、不定詞とは異なる心理的スタンスを示します。
基本構造
動詞 + ing = 名詞として機能
playing → 遊ぶこと(この行為そのものを指す名詞)
reading → 読むこと
walking → 歩くこと
動名詞の根本的な特徴:「経験済み・事実」
不定詞が「未来志向」なのに対し、動名詞の根本的な特徴は「経験済み・事実」「現在または過去の習慣」です。
時間軸での理解
過去 現在 未来
|————|————————→
↑
V-ing(動名詞)
すでに経験している
事実である
習慣的である
つまり、話者が既に経験したこと、現在習慣的にしていること、または一般的な事実として述べているときに、動名詞が使われます。
具体例
- I enjoy reading books.
= 読む行為を楽しんでいる(すでに何度も読書している) - Swimming is good for your health.
= 泳ぐという行為は(一般的に)健康に良い(事実) - I remember visiting this restaurant before.
= この店を以前訪問したことを(経験として)覚えている - She gave up smoking last year.
= 喫煙という習慣をやめた
「doing」が「experienced/factual」である理由
なぜ -ing がつくと「経験」や「事実」を示すのでしょうか。これは英語の歴史的背景にあります。
-ing は本来、現在進行形(be + -ing)で「進行中の行為」を示す形から発展しました。その後、この形式は「行為そのもの」を描写的に示す名詞へと進化しました。
- 現在進行形:
-
He is reading a book.(彼は今、読んでいる最中)
→ 進行中の行為 - 動名詞:
-
I enjoy reading books.(本を読むこと=その行為そのもの)
→ 行為そのもの、または習慣的・経験的な行為
その結果、動名詞は常に「目の前で見える」「実在する」「経験できる」といった具体的な行為を指すようになったのです。これが「experienced/factual」という特徴につながります。
動名詞と不定詞の根本的な対比
この時点で、两者の違いがより明確になります。
不定詞(to V)
- 話者の「心の中に存在する」もの
- 「これからしよう」という意思・希望・計画
- まだ実現していない
動名詞(V-ing)
- 「現実に存在する」もの
- 「すでにしている」という事実・経験
- または一般的に認識されている事柄
比喩的表現で理解する
to V = 夢、計画、希望(まだ形になっていない)
V-ing = 現実、経験、事実(すでに形になっている)
2 動名詞を目的語に取る動詞群

「経験」を示す動詞は「動名詞」を取る
特定の動詞は、その語義の性質上、動名詞を目的語に取ります。その理由は明確です:これらの動詞は、「実際に行為を経験する」「継続する」「やめる」といった、既に起こっている、または習慣的な行為に関連しているからです。
基本構造
V1 + V-ing
enjoy + reading = 読むことを楽しむ(すでに読んでいる経験)
avoid + eating = 食べることを避ける(食べるという実際の行為を回避)
finish + working = 働くことを終える(働くという実際の行為が終わった)
主要な「動名詞を取る動詞」リスト
以下は、日常会話やビジネス英語で頻出の動詞です。
| verb | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| enjoy | 楽しむ | I enjoy playing tennis. |
| like | 好きだ | I like cooking. |
| love | 愛する | She loves dancing. |
| hate | 嫌う | He hates waiting. |
| avoid | 避ける | We should avoid smoking. |
| finish | 終える | I finished reading the report. |
| stop | やめる | He stopped drinking coffee. |
| give up | あきらめる | She gave up dieting. |
| consider | 考える | Have you considered moving? |
| mind | 気にする | Do you mind helping me? |
| practice | 練習する | He practices speaking English. |
| suggest | 提案する | I suggest visiting that museum. |
| postpone | 延期する | We postponed having the meeting. |
| delay | 遅延させる | Don’t delay making a decision. |
| risk | リスクを冒す | Don’t risk losing this opportunity. |
| deny | 否定する | He denied knowing about it. |
| admit | 認める | She admitted making a mistake. |
- 以下の動詞は同名し、不定詞共に取ります。
→これらは動名詞(習慣・経験)が基本ですが、不定詞 (to V) も目的語に取れます。
覚え方:「実際に経験して初めて成立する行動」
これらの動詞を記憶に定着させるために、重要な覚え方の軸を理解しましょう。
「実際に経験して初めて成立する行動」
I enjoy reading.
→ 本当に読んでみて、初めて「楽しい」と分かる
I avoid eating unhealthy food.
→ 実際に食べることを避けてこそ、意味がある
I finished working.
→ 実際に働きを終えてこそ、「終わった」と言える
I practice speaking.
→ 実際に話すという行為を通じて、練習になる
これに対し、不定詞を取る動詞(want, hope, plan など)は、まだ経験していない、これからのことに関連しています。
I want to read.
→ まだ読んでいない、これから読みたい
I plan to travel.
→ まだ旅立っていない、これから旅行する計画
I hope to succeed.
→ まだ成功していない、成功することを望む
パターン別の詳細解説
1. 感情・嗜好を示す動詞
enjoy, like, love, hate, dislike
これらは感情や好みを示す動詞で、すでに経験している(または習慣的に経験している)行為を対象にしています。不定詞を取る場合は「特定の状況での行為への意向や意志」、動名詞を取る場合は「一般的な行為の習慣的な好み」を表します。
例文:enjoy
I really enjoy playing guitar.
(ギターを弾くことを本当に楽しんでいる。)
→ すでに何度もギターを弾いている経験がある
She enjoys cooking for her family.
(彼女は家族のために料理することを楽しんでいる。)
→ 習慣的に料理をしている
Do you enjoy working in this office?
(このオフィスで働くことを楽しんでいますか?)
→ すでに働いている中での経験
実践的な用例:職場での会話
— What kind of projects do you most enjoy working on?
(どのようなプロジェクトの仕事が最も楽しいですか?)
— I enjoy collaborating with creative teams.
(クリエイティブなチームとの協力を楽しんでいます。)
— Do you like attending conferences?
(学会の参加が好きですか?)
— Not really. I prefer focusing on actual work rather than networking.
(あまり好きではありません。ネットワーキングより実際の仕事に焦点を当てるのが好きです。)
実践的な用例:日常会話
— What do you love doing in your free time?
(自由な時間に何をするのが好きですか?)
— I love spending time with my kids and reading books.
(子どもたちと過ごす時間と読書が好きです。)
— He hates waiting in lines.
(彼は列で待つことが嫌いです。)
— I really dislike commuting for two hours every day.
(毎日2時間の通勤が本当に嫌です。)
2. 行為を中止・終了する動詞
stop, finish, give up, quit, abandon, cease
これらの動詞は、実在する継続的な行為を中止または終了することを示します。必然的に、すでに行っている(または行っていた)行為を対象にします。
例文:stop
I stopped smoking five years ago.
(5年前に喫煙をやめた。)
→ 実在する喫煙という行為をやめた
She stopped watching TV before bedtime.
(彼女は就寝前のテレビを見ることをやめた。)
→ していた行為をやめた
例文:finish
I finished reading the email.
(メールを読み終わった。)
→ 実在する行為を完了させた
He just finished preparing the presentation.
(彼はプレゼンテーションの準備を今終わらせた。)
→ 準備という行為を終えた
例文:give up
She gave up trying to convince him.
(彼女は彼を説得しようとするのをあきらめた。)
→ していた試みをやめた
He gave up dieting and started eating normally.
(彼はダイエットをあきらめて、普通に食べ始めた。)
→ ダイエットという行為をやめた
実践的な用例:職場での会話
— Have you finished reviewing the documents?
(書類の確認は終わりましたか?)
— Almost. I’ll finish checking them by noon.
(ほぼ終わっています。昼までに確認を終わらせます。)
— I’m thinking about quitting this job.
(この仕事をやめることを考えています。)
— Why? I thought you enjoyed working here.
(なぜ?ここで仕事するのを楽しんでいると思っていましたが。)
— I’ve decided to stop working overtime.
(残業をやめることに決めました。)
実践的な用例:日常会話
— When did you stop smoking?
(喫煙をやめたのはいつですか?)
— I stopped smoking three years ago.
(3年前に喫煙をやめました。)
— I finally finished cleaning the house.
(家の掃除がやっと終わりました。)
— My son gave up learning piano.
(息子はピアノを習うのをあきらめた。)
3. 意思決定・検討を示す動詞
consider, suggest, propose, recommend, avoid, risk, deny, admit
これらの動詞は、実在する行為について何かしらの判断や立場を示します。
例文:consider
Have you considered changing jobs?
(転職することを検討しましたか?)
→ 実在の転職という行為を思案の対象にしている
We are considering launching a new product.
(新製品の立ち上げを検討しています。)
→ 実在の立ち上げという行為を検討対象としている
例文:suggest / recommend
I suggest having the meeting next week.
(来週会議を開くことを提案します。)
→ 実在する会議の開催という行為を提案
She recommended trying the new restaurant.
(新しいレストランを試すことをお勧めした。)
→ 実在する試食という行為を推奨
例文:avoid
Try to avoid making the same mistake again.
(同じ間違いを二度としないようにしてください。)
→ 実在する間違いという行為を回避する
We should avoid holding meetings during lunch.
(昼食時の会議は避けるべきです。)
例文:risk / deny / admit
Don’t risk losing this opportunity.
(このチャンスを失うリスクを冒さないでください。)
→ 実在する喪失という行為のリスク
He denied making that comment.
(彼はそのコメントをしたことを否定した。)
→ 実在する言及という行為を否定
She admitted making a mistake in the calculation.
(彼女は計算の間違いを認めた。)
→ 実在する誤りという行為を認める
実践的な用例:職場での会話
— I’m considering resigning from my position.
(ポジションから辞職することを検討しています。)
— I would suggest discussing this with your manager first.
(最初にマネージャーと相談することを提案します。)
— We recommend upgrading the software system.
(ソフトウェアシステムのアップグレードをお勧めします。)
— Can you avoid scheduling important meetings on Fridays?
(金曜日に重要な会議をスケジュールするのを避けてもらえますか?)
— He denied knowing about the issue.
(彼はその問題について知っていることを否定した。)
— I have to admit making a poor decision.
(貧弱な決定をしたことを認めざるを得ません。)
4. その他の動詞
mind, practice, postpone, delay, keep
例文:mind
Do you mind waiting a few minutes?
(数分待つことに気をつけますか?/嫌ですか?)
→ 待つという実在の行為について気にしているか質問
I don’t mind working overtime occasionally.
(時々残業することは気にしません。)
→ 実在する残業という行為に対する意思表示
Would you mind closing the window?
(窓を閉じることを気にしてもらえますか?)
→ 閉じるという行為をしてもらえるか丁寧に尋ねる
例文:practice
She practices speaking English every day.
(彼女は毎日英語を話す練習をしている。)
→ 実在する練習という習慣的行為
They are practicing playing the new song.
(彼らは新しい曲を弾く練習をしている。)
例文:postpone / delay
We postponed having the meeting until next week.
(会議を来週まで延期した。)
→ 実在する会議の開催という行為を延期
Don’t delay making a decision.
(決定を延引しないでください。)
→ 実在する決定という行為を遅延させるな
They delayed launching the new product.
(彼らは新製品の発売を遅延させた。)
例文:keep
Keep practicing your pronunciation.
(発音の練習を続けてください。)
→ 習慣的な行為の継続
She kept working despite her illness.
(彼女は病気にもかかわらず働き続けた。)
→ 継続中の行為
実践的な用例:日常会話
— Do you mind my opening the window?
(窓を開けてもいいですか?)
— Not at all. Go ahead.
(全然大丈夫です。どうぞ。)
— I practice speaking English with my language partner twice a week.
(週2回、言語交換パートナーと英語を話す練習をしています。)
— We postponed taking the trip until the weather improves.
(天気が良くなるまで旅行を延期しました。)
— Keep smiling no matter what happens.
(何が起こってもニッコリしていてください。)
動名詞を取る動詞の総括表
| カテゴリ | 動詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 感情・嗜好 | enjoy, like, love, hate, dislike, prefer | I enjoy reading. |
| 行為の終了 | stop, finish, quit, give up, abandon, cease | I finished working. |
| 意思決定 | consider, suggest, propose, recommend, avoid | I suggest trying. |
| 認識・判断 | deny, admit, risk | He denied knowing. |
| その他 | mind, practice, postpone, delay, keep | Do you mind waiting? |
3 不定詞を目的語に取る動詞群

「未来志向」を示す動詞は「不定詞」を取る
不定詞を目的語に取る動詞は、その語義の性質上、未来に向けた意志・計画・希望・可能性を示すものです。これらの動詞の後に来る行為は、まだ実現していないか、これからすることを示しています。
基本構造
V1 + to V2
want + to go = 行くことを望む(まだ行っていない)
plan + to travel = 旅行する計画をする(まだ旅立っていない)
decide + to quit = やめることを決める(まだやめていない)
主要な「不定詞を取る動詞」リスト
| 動詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| want | 欲しい、~したい | I want to go home. |
| need | 必要だ | I need to talk to you. |
| hope | 望む、期待する | I hope to see you soon. |
| plan | 計画する | We plan to travel next month. |
| decide | 決める | She decided to accept the offer. |
| promise | 約束する | He promised to come on time. |
| expect | 期待する | I expect to finish by Friday. |
| attempt | 試みる | They attempted to solve the problem. |
| aim | 目指す | We aim to increase sales. |
| intend | 意図する | I intend to resign. |
| agree | 同意する | They agreed to help. |
| refuse | 拒否する | He refused to accept our offer. |
| offer | 申し出る | She offered to help me. |
| volunteer | 自ら買って出る | He volunteered to lead the project. |
| tend | 傾向がある | She tends to arrive late. |
| manage | 何とかして~する | I managed to finish on time. |
| fail | 失敗する | He failed to complete the task. |
| hesitate | ためらう | Don’t hesitate to ask questions. |
覚え方:「未来に向けた意志・計画・希望」を表す動詞
これらの動詞を記憶に定着させるための重要な軸です。
「未来に向けた意志・計画・希望」
I want to travel.
→ 将来旅行したい、という意志
I plan to move.
→ 将来引っ越すという計画
I hope to succeed.
→ 将来成功を望む
I promise to be on time.
→ 将来時間通りという約束
これらは全て、「現時点で実現していない、これからのこと」を指しています。
1. 欲求・願望を示す動詞
want, need, wish, desire, long (+ to V)
I want to learn Japanese.
(日本語を学びたい。)
→ これからの望み
She needs to make a decision soon.
(彼女はすぐに決定を下す必要がある。)
→ これからすべきこと
He wishes to become a doctor.
(医者になりたいと願っている。)
→ 将来への願い
実践的な用例:職場での会話
— What do you want to accomplish this year?
(今年は何を達成したいですか?)
— I want to improve my project management skills.
(プロジェクト管理スキルを向上させたいです。)
— Do you need to attend the conference?
(その学会に出席する必要がありますか?)
— Yes, I need to network with potential clients.
(はい、見込み客とネットワークを構築する必要があります。)
実践的な用例:日常会話
— What do you want to do after graduation?
(卒業後何をしたいですか?)
— I want to travel around the world.
(世界中を旅行したいです。)
— I wish to spend more time with my family.
(もっと家族と時間を過ごしたいと思っています。)
2. 計画・意向を示す動詞
plan, intend, aim, mean(+ to V)
We plan to launch the new product next quarter.
(来四半期に新製品を立ち上げる予定です。)
→ 計画されたこれからの行為
She intends to resign from her position.
(彼女はポジションから辞職するつもりです。)
→ 意図されたこれからの行為
They aim to increase market share by 20%.
(市場シェアを20%増加させることを目指しています。)
→ 目標とされたこれからの行為
実践的な用例:職場での会話
— Do you plan to attend the training session next month?
(来月の訓練セッションに出席する予定ですか?)
— Yes, I plan to learn about the new system.
(はい、新しいシステムについて学ぶ予定です。)
— What are you aiming to achieve with this project?
(このプロジェクトで何を達成することを目指していますか?)
— We aim to improve efficiency by 30%.
(効率を30%改善することを目指しています。)
3. 同意・約束を示す動詞
promise, agree, consent, swear+ to V
He promised to call me tomorrow.
(明日電話すると約束した。)
→ これからのことについての約束
They agreed to meet at 3 PM.
(午後3時に会うことに同意した。)
→ これからの行為についての同意
She swore to tell the truth.
(真実を言うと誓った。)
→ これからのことについての誓い
実践的な用例:職場での会話
— Did you promise to deliver the report by Friday?
(金曜日までにレポートを提出すると約束しましたか?)
— Yes, I promised to have it ready on time.
(はい、時間通りに準備することを約束しました。)
— Do you agree to accept these terms?
(これらの条件に同意しますか?)
— Yes, I agree to proceed with the contract.
(はい、契約を進めることに同意します。)
実践的な用例:日常会話
— Did you promise to help me move?
(引っ越しを手伝うと約束した?)
— Yes, I promised to be there on Saturday.
(うん、土曜日にいることを約束したよ。)
— My mother agreed to babysit our kids.
(母が子どもたちの子守りをすることに同意してくれました。)
4. 期待・試行を示す動詞
expect, hope, attempt, try, manage, fail, struggle+ to V
I expect to receive the results next week.
(来週結果を受け取ることを期待しています。)
→ これからの行為への期待
She hoped to get the position.
(彼女はそのポジションを得ることを望んでいた。)
→ 実現していない願い
They attempted to solve the problem.
(彼らが問題を解決しようとしました。)
→ 試みられたこれからの(または試みられた)行為
I managed to finish the project on time.
(プロジェクトを時間通りに完了させることができました。)
→ 実現した行為
He failed to meet the deadline.
(彼は期限に間に合わなかった。)
→ 実現しなかった行為
実践的な用例:職場での会話
— Do you expect to complete the analysis by Wednesday?
(水曜日までに分析を完成させることを期待していますか?)
— I hope to finish it by then.
(その時までに完成することを望んでいます。)
— They attempted to reduce costs without affecting quality.
(彼らは品質に影響を与えずにコストを削減しようとしました。)
— I managed to secure a meeting with the client.
(クライアントとの会議を確保することができました。)
— Unfortunately, we failed to reach our sales targets.
(残念ながら、売上目標に達することができませんでした。)
5. 拒否・躊躇を示す動詞
refuse, decline, hesitate + to V
He refused to sign the document.
(彼はその書類に署名することを拒否した。)
→ これからのことを拒否
She hesitated to make a decision.
(彼女は決定を下すことをためらった。)
→ これからのことへのためらい
実践的な用例:職場での会話
— He refused to attend the meeting.
(彼は会議に参加することを拒否した。)
— She hesitated to ask for a raise.
(彼女は昇給を求めることをためらった。)
— Don’t hesitate to contact me if you have questions.
(質問があったら、躊躇なく連絡してください。)
6. 申し出・自ら買って出る動詞
offer, volunteer+ to V
She offered to help with the project.
(彼女はプロジェクトを手伝うことを申し出た。)
→ これからの行為の提供
He volunteered to take on the extra work.
(彼は追加の仕事を引き受けることを自ら買って出た。)
→ これからの行為への自発的参加
実践的な用例:職場での会話
— Who wants to lead this initiative?
(誰がこのイニシアティブをリードしたいですか?)
— I’d be happy to volunteer to take the lead.
(喜んでリーダーシップを取ることを自ら買って出ます。)
— She offered to train the new employees.
(彼女は新入社員の研修を行うことを申し出た。)
不定詞を取る動詞の総括表
| カテゴリ | 動詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 欲求・願望 | want, need, wish, desire | I want to go. |
| 計画・意向 | plan, intend, aim, mean | We plan to travel. |
| 同意・約束 | promise, agree, consent, swear | He promised to call. |
| 期待・試行 | expect, hope, attempt, manage, fail | I expect to finish. |
| 拒否・躊躇 | refuse, hesitate, decline | She refused to sign. |
| 申し出 | offer, volunteer | She offered to help. |
4 両方取れるが意味が変わる動詞

同じ動詞でも「不定詞」か「動名詞」かで意味が変わる
英語には、不定詞と動名詞の両方を目的語に取ることができるが、意味が異なる動詞が存在します。この現象は、不定詞の「未来志向」と動名詞の「経験・事実」という根本的な違いから生まれます。
最も重要な三つの動詞は remember / try / stop です。これらは日常会話やビジネス英語で頻出であり、使い間違えると全く異なる意味になってしまいます。
重要な「意味が変わる動詞」の一覧
| 動詞 | to V | V-ing | 意味の違い |
|---|---|---|---|
| remember | これから~することを忘れずに | 過去に~したことを覚えている | 時間軸が異なる |
| try | 努力して~しようとする | 試しに~やってみる | アプローチが異なる |
| stop | (他の行為をやめて)~するため止まる | ~することをやめる | 目的が異なる |
| start | ~し始める(新たに開始) | ~し始める(段階的) | ニュアンスに微妙な差 |
| begin | ~し始める(新たに開始) | ~し始める(段階的) | ニュアンスに微妙な差 |
| regret | これから~することを後悔する | 過去に~したことを後悔する | 時間軸が異なる |
| go on | (異なることに)移る | ~し続ける | アクションが異なる |
| forget | ~することを忘れる(予定) | ~したことを忘れる(記憶) | 時間軸が異なる |
それでは、「意味が変わる動詞」の中でも特によく使用される3つの動詞(remember / try / stop)を具体的に見ていきます。
5 remember:時間軸の違い

remember + to V「これから~することを忘れずに」
不定詞を取る場合、「to」が示す「未来」のニュアンスが保持されます。
remember + to V = これからすべきことを忘れずにしている
意味の説明
現在において、「これからしなければならないこと」を覚えている、忘れていない、という意味です。話者は、将来的にすべき行為について、今その約束や義務を心に留めています。
例文
Remember to lock the door when you leave.
(出かけるときドアをロックするのを忘れずにね。)
→ 将来の行為「ドアをロックする」をこれからしてね、と伝える
Did you remember to send that email?
(そのメール、送るのを忘れずにした?)
→ 相手に、「しなければならなかったメール送信」ができたか確認
Please remember to pick up the dry cleaning.
(ドライクリーニングを取りに行くのを忘れずにね。)
→ 将来の義務を思い出させる
実践的な用例:職場での会話
— I have to give a presentation tomorrow.
(明日プレゼンテーションをしなければなりません。)
— Remember to bring all your notes with you.
(すべてのノートを持参するのを忘れずにね。)
— Did you remember to submit the report to the manager?
(マネージャーにレポートを提出するのを忘れずにしましたか?)
— Oh no! I completely forgot to submit it!
(ああ、まったく提出を忘れてしまった!)
実践的な用例:日常会話
— I’m going to the grocery store. Do you need anything?
(食料品店に行くんだけど、何か必要なものある?)
— Yes, please remember to buy milk and bread.
(そうね、牛乳とパンを買うのを忘れずにね。)
— I need to call my dentist to schedule an appointment.
(歯科医に電話して予約を取る必要があります。)
— Make sure you remember to do it this week.
(今週中にそれをするのを忘れずにね。)
remember + V-ing「~したことを覚えている」
動名詞を取る場合、過去に実現した行為を指します。
remember + V-ing = 過去に~したという経験を覚えている
意味の説明
話者が過去に経験した行為を思い出す、記憶している、という意味です。その行為は既に完了しており、話者の記憶の中に存在しています。
例文
I remember visiting this restaurant before.
(このレストランを以前訪問したことを覚えています。)
→ 過去の経験としての訪問を思い出している
She remembers working in this office years ago.
(彼女は数年前にこのオフィスで働いたことを覚えています。)
→ 過去の就業経験を記憶している
Do you remember meeting her at the conference?
(学会で彼女に会ったことを覚えていますか?)
→ 過去の出会いを思い出すか尋ねている
実践的な用例:職場での会話
— I remember working with John on the marketing campaign.
(ジョンと一緒にマーケティングキャンペーンに取り組んだことを覚えています。)
— Do you remember attending the annual meeting last year?
(去年の年次会議に出席したことを覚えていますか?)
— I vaguely remember discussing this issue before.
(この問題を以前議論したことをうっすら覚えています。)
実践的な用例:日常会話
— Do you remember playing together as kids?
(子どもの頃一緒に遊んだことを覚えていますか?)
— Yes, I remember running around in the park.
(はい、公園で走り回ったことを覚えています。)
— I don’t remember seeing that movie before.
(その映画を見たことを覚えていません。)
— Do you remember taking this photo?
(この写真を撮ったことを覚えていますか?)
対比:remember to V vs. remember V-ing
まとめ表

不定詞を取る場合、「to」が示す「未来」のニュアンスが保持されます。
動名詞を取る場合、過去に実現した行為を指します。
具体例で理解する
- I must remember to give the presentation.
→ 「プレゼンテーションをするのを忘れてはいけない」
→ これからの義務を覚えておく必要がある - I remember giving a presentation last month.
→ 「先月プレゼンテーションをしたことを覚えている」
→ 過去の経験を思い起こしている
- Did you remember to pay the bill?
→ 「支払いをするのを忘れずにしましたか?」
→ 「すべきことをしましたか?」と確認 - Do you remember paying that bill?
→ 「その支払いをしたことを覚えていますか?」
→ 「そういう出来事が本当にありましたか?」と確認
6 try:アプローチ方法の違い

try + to V「努力して~しようとする(困難を伴う挑戦)」
不定詞を取る場合、「目標達成に向けた努力」を示します。
try + to V = 困難に直面しながらも~することに努力する
意味の説明
話者は、ある目標に向かって懸命に努力する、挑戦する、という意味です。その過程では困難や障害が伴うことが多いです。ニュアンスとしては「困難だけれども、それでもしようとしている」という頑張りや強い意志が含まれています。
例文
I’m trying to lose weight.
(体重を落とすために努力しています。)
→ 困難だけれども、その目標に向かって挑戦している
She tried to convince him, but he refused.
(彼を説得しようと努力しましたが、彼は拒否しました。)
→ 説得という目標に向かって挑戦したが成功しなかった
Try to understand my perspective.
(私の観点を理解するよう努力してください。)
→ 理解に向かって努力する必要がある
実践的な用例:職場での会話
— I’m trying to meet the deadline.
(期限に間に合わせるために努力しています。)
— We’re trying to improve customer satisfaction.
(顧客満足度を向上させるために努力しています。)
— I tried to get in touch with the client, but couldn’t reach them.
(クライアントに連絡しようと努力しましたが、連絡がつきませんでした。)
— Please try to arrive on time for the meeting.
(会議に時間通りに到着するよう努力してください。)
実践的な用例:日常会話
— I’m trying to save money for my vacation.
(休暇のためにお金を貯めるために努力しています。)
— He tried to fix the computer himself.
(彼はコンピュータを自分で修理しようと努力しました。)
— I’m trying to learn to cook better.
(料理をもっとうまくなるために努力しています。)
— Try to get enough sleep.
(十分な睡眠を取るよう努力してください。)
try + V-ing「試しに~やってみる(方式の試行)」
動名詞を取る場合、「実験的な試行」を示します。
try + V-ing = 試しに~をやってみる、方法として試す
意味の説明
話者は、ある結果や目標を達成するための「方法」として、その行為を試してみる、という意味です。ニュアンスとしては「これでうまくいくか試してみよう」という実験的で、よりカジュアルなアプローチです。
例文
Try taking a different route to work.
(仕事への別のルートを試してみてください。)
→ 別のルートという方法を試す
Have you tried asking for a discount?
(割引をお願いすることを試してみましたか?)
→ その方法を試すことで結果が得られるかもしれない
If you can’t sleep, try drinking warm milk.
(眠れなかったら、温かいミルクを飲むことを試してみてください。)
→ ミルク飲用という方法を試す
実践的な用例:職場での会話
— The current approach isn’t working. Try implementing a different strategy.
(現在のアプローチがうまくいっていません。別の戦略を試してみてください。)
— Have you tried sending the email again?
(メールを再度送ることを試してみましたか?)
— Try delegating some tasks to your team.
(いくつかのタスクをあなたのチームに委譲することを試してみてください。)
— If the first approach doesn’t work, try using a different tool.
(最初のアプローチがうまくいかなかったら、別のツールを使うことを試してみてください。)
実践的な用例:日常会話
— I can’t open this jar. Can you try opening it?
(このビンが開きません。開けてみてくれませんか?)
— Try eating more vegetables if you want to feel healthier.
(もっと健康になりたいなら、野菜をもっと食べることを試してみてください。)
— The heater isn’t working. Try turning it off and on again.
(ヒーターが動いていません。オフにしてオンにすることを試してみてください。)
— Have you tried calling customer service?
(カスタマーサービスに電話することを試してみましたか?)
対比:try to V vs. try V-ing
まとめ表
| 形式 | アプローチ | 例文 |
|---|---|---|
| try + to V | 目標達成への挑戦 困難に直面しながら努力する | Try to understand. |
| try + V-ing | 方法としての試行 結果を得るための方法として試す | Try asking. |
具体例で理解する
- I tried to fix the car.
→ 「車を修理することに努力した」
→ 修理という目標に向かって懸命に取り組んだが、成功したかは不明 - I tried fixing the car.
→ 「修理という方法を試してみた」
→ 修理という手段を試したことで、結果が得られたかもしれない
- Try to come early.
→ 「早く来るよう努力してください」
→ 早到着を目標に懸命に頑張る必要がある - Try coming early.
→ 「早く来ることを試してみてください」
→ 早到着という方法を試してみたら、どうなるか見てみて
7 stop:行為の目的と継続性の違い

stop + to V「(他の行為をやめて)~するために止まる」
不定詞を取る場合、「新たな目的のための中断」を示します。
stop + to V = (継続中の行為をやめて)別の目的のために立ち止まる
意味の説明
話者は、現在進行中の行為を中止して、別の目的を果たすために止まる、という意味です。ポイントは「新たな目的のための中断」ということです。
例文
We stopped to have lunch.
(ランチをするために、立ち止まった。)
→ 移動を中止して、食事という新たな目的のために立ち止まった
He stopped to help an elderly woman cross the street.
(高齢女性が横断歩道を渡るのを助けるために、立ち止まった。)
→ 自分の行動を中止して、助ける という新たな目的のために止まった
She stopped to check her phone.
(電話を確認するために、立ち止まった。)
→ 歩行を中止して、確認という目的のため に止まった
実践的な用例:職場での会話
— We stopped to have a team meeting.
(チームミーティングをするために、立ち止まった。)
— The car stopped to let passengers off.
(乗客を降ろすために、車は止まった。)
実践的な用例:日常会話
— During our hike, we stopped to rest.
(ハイキング中、休むために立ち止まった。)
— I stopped to ask for directions.
(道を尋ねるために、立ち止まった。)
— She stopped to pick up her children from school.
(子どもたちを学校から迎えに行くために、立ち止まった。)
— We stopped to watch the sunset.
(日没を見るために、立ち止まった。)
stop + V-ing「~することをやめる(継続行為の停止)」
動名詞を取る場合、「継続中の行為の終了」を示します。
stop + V-ing = ~という習慣的・継続的な行為をやめる
意味の説明
話者は、これまで継続してきた行為を、今やめる、という意味です。その行為は習慣的であり、継続的であり、これまで何度も繰り返されてきたものです。
例文
I stopped smoking five years ago.
(5年前に喫煙をやめました。)
→ 習慣的に続けていた喫煙という行為をやめた
She stopped eating meat.
(彼女は肉を食べることをやめた。)
→ 習慣的に続けていた肉食をやめた
He stopped complaining about his job.
(彼は仕事について不平を言うことをやめた。)
→ 習慣的に続けていた不平をやめた
実践的な用例:職場での会話
— I stopped working on that project months ago.
(数ヶ月前にそのプロジェクトに取り組むことをやめました。)
— The company stopped offering those benefits.
(会社はそれらの福利厚生を提供することをやめました。)
— They stopped using that software system.
(彼らはそのソフトウェアシステムの使用をやめた。)
— We need to stop procrastinating and start working.
(先延ばしをやめて、仕事を始める必要があります。)
実践的な用例:日常会話
— When did you stop playing tennis?
(テニスをすることをやめたのはいつですか?)
— I stopped playing tennis last year.
(去年テニスをすることをやめました。)
— My son stopped attending that club.
(息子はそのクラブに通うことをやめました。)
— Stop spending so much money!
(そんなにお金を使うことをやめてください!)
— I finally stopped procrastinating.
(やっと先延ばしをやめました。)
対比:stop to V vs. stop V-ing
まとめ表
| 形式 | アプローチ | 例文 |
|---|---|---|
| stop + to V | 目的達成のため中断継続中の行為を中止して、新たな目的のために止まる | We stopped to rest. |
| stop + V-ing | 継続行為の終了習慣的・継続的な行為をやめる | I stopped smoking. |
具体例で理解する
- They stopped to take pictures.
→ 「写真を撮るために立ち止まった」
→ 移動中の行動を一時停止して、新たに撮影という行為を始めた - They stopped taking pictures.
→ 「写真を撮ることをやめた」
→ それまで続けていた撮影という行為を終了させた
- The bus stopped to pick up passengers.
→ 「乗客を拾うために停止した」
→ 乗客迎え入れという新たな目的で止まった - The bus stopped picking up passengers.
→ 「乗客の迎え入れをやめた」
→ それまで続けていた乗客サービスをやめた
8 頻出「変化パターン」まとめ図と実践フローチャート

意味が変わる主要動詞の総括表
| 動詞 | + to V | + V-ing | 覚え方 |
|---|---|---|---|
| remember | これからのことを忘れずに | 過去のことを思い出す | 時間軸:未来 vs. 過去 |
| try | 困難を伴う努力・挑戦 | 方法として試す | アプローチ:目標 vs. 方法 |
| stop | 新たな目的で中断 | 継続行為をやめる | 行為の継続性:新規目的 vs. 習慣終了 |
| regret | これからのことを残念に思う | 過去のことを後悔する | 時間軸:未来 vs. 過去 |
| forget | ~するのを忘れる | ~したことを忘れる | 時間軸:未来 vs. 過去 |
| go on | 異なることに移る | ~し続ける | アクション:切り替え vs. 継続 |
判断フローチャート:to V か V-ing か
以下のフローチャートに従って判断することで、正確に使い分けられます。

| パターン | 目的/意味 | 文法形式 | 例文 |
| stop to V | 〜するために立ち止まる(新たな目的) | to V (不定詞) | I stopped to talk to her. (彼女と話すために立ち止まった) |
| stop V-ing | 〜することをやめる(行為の中止) | V-ing (動名詞) | I stopped talking. (私は話すのをやめた) |
| go on V-ing | 〜し続ける(行為の継続) | V-ing (動名詞) | I went on talking. (私は話し続けた) |
練習問題1

演習1:不定詞 vs. 動名詞 の選択
以下の文で、括弧内の正しい形を選んでください。
- I _____ visiting Japan next year.
a) plan to b) plan - My hobby is _____ in the mountains.
a) hiking b) to hike - She _____ learning a new language.
a) finished b) stopped - I _____ sending the email this morning.
a) forgot b) forgot to - We _____ having lunch together next week.
a) look forward to b) look forward
演習2:意味の違いを判断する
以下の文ペアを読んで、意味の違いを説明してください。
- A. I tried to fix the computer.
B. I tried fixing the computer. - A. She stopped to pick up the mail.
B. She stopped picking up the mail. - A. I remember calling you yesterday.
B. I’ll remember to call you tomorrow.
解答
演習1:
- a) plan to
説明:「計画」という未来志向なので to V - a) hiking
説明:「趣味」は実在する習慣なので V-ing - a) finished
説明:「学習を終える」なので V-ing を取る finish を選択 - b) forgot to
説明:「これからするべきことを忘れた」という未来志向 - a) look forward to
説明:「楽しみにしている」という未来志向。
注:「look forward to」は前置詞+V-ing になる特殊ケース
演習2:
- A = コンピュータを修理することに努力した(困難を伴う努力)
B = 修理を方法として試してみた(実験的なアプローチ) - A = メールを取りに行くために(行動を)やめて立ち止まった(新たな目的)
B = メールを取ることをやめた(習慣的行為の終了) - A = 昨日電話したことを覚えている(過去の経験)
B = 明日電話するのを忘れずにする(未来への約束)
練習問題2

Part 1
次の文を完成させるために、括弧内の動詞を to V または V-ing のどちらで使うべきか選びなさい。
- I enjoy ________ (cook) for my family.
- He decided ________ (move) to Tokyo next year.
- We finished ________ (prepare) the presentation.
- She hopes ________ (be) a designer in the future.
- They avoided ________ (talk) about the problem.
Part 2
動名詞のみ/不定詞のみのどちらを取るか選びなさい。
- He promised ________ (help) me with the project.
- She gave up ________ (try) to lose weight.
- I plan ________ (visit) Canada this summer.
- Do you mind ________ (open) the window?
- We postponed ________ (have) the meeting.
Part 3
適切な形(to V / V-ing)で文を完成させなさい。
- Remember ________ (lock) the door when you leave.
- I remember ________ (visit) this museum when I was a kid.
- He tried ________ (fix) the computer, but he couldn’t.
- Try ________ (restart) the app if it doesn’t work.
- We stopped ________ (take) a break during the trip.
- He finally stopped ________ (smoke).
Part 4
次の文が (A)「未来の行為」か (B)「過去の経験」か答えなさい。
- I remembered turning off the lights.
- Please remember to turn off the lights.
解答
Part 1
- cooking→ enjoy は「経験・習慣」を表すため V-ing
- to move→ decide は「未来志向の決定」→ to V
- preparing→ finish は「実在する行為の完了」→ V-ing
- to be→ hope は「未来への願望」→ to V
- talking→ avoid は「実在の行為の回避」→ V-ing
Part 2
- to help→ promise は「未来の約束」→ to V
- trying→ give up は「継続行為の中止」→ V-ing
- to visit→ plan は「未来志向の計画」→ to V
- opening→ mind は常に V-ing
- having→ postpone は「実在の行為を延期」→ V-ing
Part 3
- to lock → remember + to V =「これから〜することを忘れずに」
- visiting → remember + V-ing=「〜したことを覚えている」
- to fix → try + to V=「努力して〜しようとする(困難を伴う)」
- restarting → try + V-ing=「試しに〜してみる(方法の試行)」
- to take → stop + to V=「〜するために立ち止まる(目的のための中断)」
- smoking → stop + V-ing=「〜することをやめる(習慣・継続行為の停止)」
Part 4
- (B) 過去の経験 I remembered turning off the lights.→ remember + V-ing は「〜したことを覚えている」
- (A) 未来の行為. Please remember to turn off the lights. → remember + to V は「これから忘れずに〜する」
まとめ:動名詞と不定詞の完全対比表

最終的な判断軸
| 項目 | 不定詞(to V) | 動名詞(V-ing) |
|---|---|---|
| 根本的意味 | 未来志向、計画、希望 | 経験済み、事実、習慣 |
| 時間軸 | 未来 | 過去・現在・習慣 |
| 実現状況 | まだ実現していない | すでに実現している |
| 取る動詞の特徴 | 意志、計画、試み、拒否 | 経験、嗜好、終了、認識 |
| 代表動詞 | want, plan, decide, hope | enjoy, avoid, finish, consider |
| 意味変化動詞 | remember to(これからのこと) try to(努力的挑戦) stop to(新たな目的で中断) | remember V-ing(過去の経験) try V-ing(方法の試行) stop V-ing(習慣的行為の終止) |
暗記チェックリスト
このリストを確認して、学習内容が定着しているか自己チェックしてください。
□ 不定詞の三つの用法(名詞的・形容詞的・副詞的)を説明できる
□ 不定詞 = 未来志向 という核心が理解できている
□ 動名詞の根本的特徴 = 経験・事実 が理解できている
□ enjoy / avoid / finish などが V-ing を取る理由を説明できる
□ want / plan / decide などが to V を取る理由を説明できる
□ remember + to V vs. remember + V-ing の違いが説明できる
□ try + to V vs. try + V-ing の違いが説明できる
□ stop + to V vs. stop + V-ing の違いが説明できる
□ 実践会話で正確に使い分けられる
□ 和文を英文に翻訳する際に、正確に選択できる
このチェックリストのすべてに✓が入れば、11.2 ~ 11.3 の内容は十分に定着しています。
次のステップへ向けて

動名詞・不定詞マスターへ!「知識」を「使いこなせる力」に変えるために
本章では、動名詞の核心的な特徴である「経験・事実・習慣」を理解し、その性質から enjoy や finish といった特定の動詞が V-ing を目的語に取る理由を論理的に把握しました。
特に重要なのは、以下のコアな対比です。
- 不定詞 (to V):未来志向(これからする、まだ実現していない)
- 動名詞 (V-ing):経験・事実(既にしている、または一般的な行為)
また、remember / try / stop の3大動詞が、このコアな対比に基づき、to V と V-ing で意味を使い分けていることを確認しました。
💡 文法力を定着させるための実践的アドバイス
学んだ知識を英会話や実際の英文作成で活かすため、以下のステップを実践しましょう。
1. 軸で判断する習慣をつける
動詞の後に to V または V-ing が来たとき、常に「これは未来のことか、経験・事実のことか?」という問いを立てて判断してください。
例: 「お金を貯める計画をしている」→ 計画は未来志向 → I plan to save money.
2. remember 族を会話で使う
最も間違いやすい remember、try、stop の例文を音読し、それぞれの文脈を体に染み込ませましょう。特に remember to V(忘れずに〜する)や stop -ing(〜という行為をやめる)は日常・ビジネスで頻出です。
- 意識: 「〜しなきゃいけないことを覚えている」というときは、反射的に remember to V が出てくるまで練習しましょう。
3. 自分の経験や計画を表現してみる
今日学んだ enjoy, finish, plan, hope などの動詞を使って、あなた自身の過去の経験(I finished studying…)や未来の計画(I plan to…)を10個ずつ英語で書き出してみてください。インプットした知識をアウトプットに変換することが、定着への最短ルートです。
次章では、文の構造を大きく変える「分詞」の概念に入ります。分詞や分詞構文を理解することで、より複雑で自然な英語表現が可能になります。
📖 さらなる英語学習をお考えの方へ

基礎から学び直したい方はこちら

語彙力を強化したい方はこちら
本格的な英語学習方法を知りたい方はこちら
このガイドは、35年以上の英語教育経験を持つ矢野晃によって作成されました。数千人の講師を育て数千人の生徒を指導してきた実績に基づく、実践的で効果的な学習方法をお届けしています。






